【成功体質29】フォーカスすることのデメリット
お届けしている【成功体質】シリーズですが、「目標」や「目標設定」
という言葉が、耳にタコができるほど何度も出てきたと思います。
たとえ私が伝えなくても、あなたは十分、
目標設定の大事さを理解していることでしょう。
しかし、人はよく目標を見失ってしまいます。
それでは、どこに向かって生きていけばいいのか分からなくなりますよね。
絶えず目標を意識して生きていただきたいと思い、
このメルマガでは「目標」という言葉を繰り返し使っています。
ところで、この「目標設定」ですが、目標設定のメリットの一つには
「目標設定すると、目標に関する情報が飛び込んでくる」
ということがあります。
たとえば、3年後に赤のフェラーリ458を買う、
という目標を立てたとします。
そうすると、赤のフェラーリ458が目に飛び込んでくるようになります。
宮崎では滅多にお目にかかることはない車ですが(笑)
これは、目標設定したことによって、
目標にフォーカスが合うようになったということです。
あなたもそのような経験があるのではないでしょうか?
「フォーカスする」ということは
夢の実現にはとても大事なことなのです。
ちなみに、【成功体質10】では「結果」に、
【成功体質14】では「潜在的な部分」に、それぞれフォーカスしましょう
とお伝えしました。
ところが、実はフォーカスにはデメリットもあります。
それは、フォーカスされてない情報が入らなくなるというデメリットです。
例で挙げた赤のフェラーリ458の場合、
ほかの色や車が目の前を通りすぎたとしても、
または、ほかの色や車のお買得な情報があっても気付かなくなります。
例えば、黄色のランボルギーニ ムルシエラゴが目の前を通りすぎても、
または、お買い得な情報があっても気付かないという感じです。
それはそれでいい、と片付ければ済む話です。
しかし、もし、目標設定が間違っていた場合、どうなるでしょうか?
本当は、黄色のランボルギーニ ムルシエラゴが欲しかったのに、
というような場合です。
分かりやすい例を挙げましたが、実際の目標には、広く言えば
形や色などの見た目で区別できない価値観であったり、
理想の自分や幸せな人生などもあると思います。
最初の目標設定の方向性が誤っていたばかりに
気付くべき情報に気付かなかったというのはもったいない話です。
では、どうすればそれを回避できるのでしょうか?
それは、自分のミッションステートメントを毎日確認することです。
そして、ミッションステートメントに沿った
目標や計画を毎日見直すことしかないと思います。
フォーカスの力は強力です。
そのデメリットもぜひこの機会に理解していただければと思っています。
今回の記事を書きながら、原発問題が脳裏をよぎりました。
原発事故問題は、今の子供たちが大人になってもまだ続いていくでしょう。
人間は豊かな暮らしを追求しすぎるあまり(それが真の豊かさかは
分かりませんが)、そればかりにフォーカスしてきました。
そのため、原発や放射線についての情報は以前からあったのにも関わらず、
それには気付かない人がほとんどだったのです。
原発問題は一例です。
後の祭で済まされないこともあります。
あなたが本当に手に入れたい人生はどんな人生なのでしょうか?
ぜひ、ミッションステートメントや目標を
もう一度見つめられることをおすすめします。
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