Instagramの年齢制限強化は、本当に子どもを守るのか?
Instagramの年齢制限強化は、本当に子どもを守るのか?
こんにちは!関達也です。
最近、Instagramが未成年ユーザー向けに「ティーンアカウント」という機能を導入し、年齢制限を強化しましたよね。
「ティーンアカウント」では、13歳から17歳のアカウントがデフォルトで非公開になり、見知らぬ人からのメッセージも制限されるようになりました。
さらに、長時間利用を防ぐリマインダー機能や、夜間の通知ミュート、フォローリクエストの厳格化に加え、保護者が子どものアカウントの利用状況を確認できる「保護者向け管理機能」も導入されています。
すべての規制が無意味とは言えません。
実際に、最低限必要なものもあるんです。たとえば、デフォルト非公開設定や保護者向け管理機能は、子どもたちを危険から守る上で一定の効果があります。
でも、こうした規制が本当にすべて意味を持つのか、考えてみる必要があります。この問題を深掘りしてみます。
そもそも「誰のための規制」なのか?
表向きは「子どもを守るための施策」とされています。
でも実際のところ、Instagram自身のための対応でもありますよね。欧米ではSNSの未成年ユーザー保護に関する規制が厳しくなっていて、企業としても「適切な対応をしています」とアピールする必要がある。
つまり、この規制はプラットフォームの企業イメージを守るためでもあるんです。
それに、日本だけじゃなく、アメリカやイギリス、オーストラリアなどでも同様の規制が導入されていることを考えると、「子どもを守る」というのは国際的なトレンドになってるんですよね。
「規制を強化すれば解決する」は本当か?
年齢制限が強化されたところで、未成年が年齢を偽ってアカウントを作るのは簡単です。
実際、13歳未満でも兄弟や親のアカウントを使ってSNSを利用してるケースは多いですよね。
それに、そもそも若い世代は規制をかいくぐるのが得意。TikTokの利用制限が厳しくなったときも、VPNを使ったり別のデバイスでアクセスする子が増えました。
つまり、「規制をすれば問題解決!」とはならないんです。
「危険だから禁止」より、「リテラシーを教える」方が重要では?
ここで「リスクを完全になくすことは可能なのか?」と考えてみましょう。
SNSには確かにリスクがあります。でも、だからといって全面的に禁止するのが正解とは限りません。
現実世界でも、知らない人と会話すると危険なことがあるし、お金をだまし取られる詐欺もある。でも「外に出るのは禁止!」とはなりませんよね。
それと同じで、「どう安全に使うか?」を教える方がよほど有益なんです。
情報リテラシー教育を強化して、「SNSをどう活用すればいいか」を学ばせた方が、長い目で見て子どもたちのためになります。
単に年齢制限を強化するだけでは、根本的な解決にはならないんですよね。
日本は規制に走りがち?
もうひとつ、気になるのは「なぜ日本は規制に走りがちなのか?」という点です。
アメリカでは、親が子どもと一緒にSNSのルールを決めることが一般的。でも日本は「ダメなものはダメ!」と一方的に禁止しがちですよね。
たとえば、学校のスマホ持ち込み禁止もそうです。海外では「どう使うかを学ばせる」方向に進んでいるのに、日本では「とにかく禁止!」。
これって、子どもが自分で考える機会を奪ってるとも言えますよね。
規制よりも必要なことは?
Instagramの年齢制限強化は、企業のリスク回避や世論への対応としては理解できます。でも、本当に子どもたちのためになっているのか? という視点はもっと持つべきです。
まとめると、
- 規制を強化しても、抜け道を探すのが人間の本能
- 「危険だから禁止」ではなく、「どう活用すればいいか?」を教えるべき
- 日本は規制よりも情報リテラシー教育に力を入れるべき
というわけで、僕は「規制するより、学ばせる方が重要」だと思うんです。あなたはどう考えますか?
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