なぜ引きこもりから抜け出せないのか? 実体験から本質を考えてみた
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なぜ引きこもりから抜け出せないのか? 実体験から本質を考えてみた
こんにちは!関達也です。
「外に出なきゃいけないのは分かってる。でも、怖い。何をすればいいか分からない。」
そんな気持ち、よく分かります。僕も30代の7年間、完全に引きこもっていました。詐欺や裏切りに遭い、人間不信になり、人と会いたくない、話したくない。社会に出ることが怖くなったんです。
でも、あるとき気づきました。「このままだと何も変わらない」「人間としての成長がない」と。
では、なぜ引きこもりから抜け出せないのか? どうすれば社会と再びつながれるのか?
この記事では、その本質を探りながら、具体的な行動ステップを紹介します。
引きこもりが長期化する3つの理由
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引きこもりが長期化する背景には、心理的・社会的な要因が絡んでいます。単なる「やる気の問題」ではなく、深い根本的な理由があるのです。
多くの人が無意識のうちに陥ってしまう3つの理由を見ていきましょう。
1. 「準備が整っていないと動けない」思考
「自信がついたら社会に戻ろう」「スキルが身についたら仕事をしよう」と思っていませんか? でも、実際は 「動くことで自信がつく」 ものです。
僕も長く引きこもっていたとき、「今のままでは社会に出るなんて無理」と思っていました。でも、あるとき、「完璧に準備できる日は来ない」と気づいたんです。
ゲームでいきなりラスボスに挑むのではなく、最初はスライムを倒すくらいの感覚でいいんです。
2. 「過去の失敗やトラウマがある」
過去に人間関係で傷ついた経験があると、「また裏切られるんじゃないか」「また失敗するんじゃないか」と考えてしまいます。
僕の場合、詐欺や裏切りの経験がトラウマになり、「人を信じるのは危険だ」と思い込んでいました。でも、すべての人が裏切るわけではないし、そもそも「深く関わらずに付き合う」という選択肢もあると分かりました。
人と関わること=100%信頼すること、ではないんですよね。
3. 「社会とのつながりが薄くなりすぎた」
長く引きこもると、人と関わること自体が異常に疲れるようになります。
僕も最初は「たった5分、人と話すだけでぐったり」でした。でも、少しずつ慣らしていくことで、徐々に会話することへの抵抗が減っていきました。
社会から離れている期間が長くなるほど、外の世界が「異質なもの」に感じられてしまいます。これがさらなる孤立を招き、より一層外に出るハードルを上げてしまうのです。
社会復帰は「ゲームのように考える」とうまくいく
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ここで大事なのは、「いきなり完璧を目指さない」ことです。
RPGゲームを想像してください。
- 最初はレベル1で弱い武器しかない
- 雑魚敵を倒しながら少しずつ強くなる
- いきなりラスボス(フルタイムの仕事や社会復帰)に挑むのは無謀
僕も、最初は「いきなり普通の生活に戻ろう」と思って挫折しました。
でも、「まずはブログを書いてみる」「古くからの同級生と会う」など、小さなクエストをクリアする感覚でやってみたら、思ったより負担なく進めました。
ゲームでは、「経験値を積む」ことでキャラクターが強くなります。現実世界でも、社会復帰は同じで、いきなりすべてをこなすのではなく、小さな成功体験を積み重ねることが大切なのです。
そして、少しずつ「自分もできる」という感覚を積み重ねていけば、最終的にはより大きなチャレンジにも挑めるようになります。
重要なのは、「成長には段階がある」という意識を持つこと。「いきなり社会に完全復帰」ではなく、「少しずつ慣らしていく」ことが、結果的にスムーズな復帰につながるのです。
具体的な行動ステップ:小さな一歩を積み重ねる
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「でも、具体的に何をすればいいの?」と思うかもしれません。
そこで、僕が実際に試して効果的だった行動ステップを紹介します。
- 近所のコンビニに行く
- ブログやSNSで発信する
- 寄付活動をする
- アフィリエイトをする
- オンライン通販をする
- オンラインのメールコンサルをする
- セミナーをする
- 仲間とサッカーをする
- 国内や海外のひとり旅をする
「準備ができたら動く」ではなく「動くことで準備が整う」
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引きこもりが長引く理由は、「いきなり完璧な社会復帰」を目指してしまうからです。でも、実際には 「小さな一歩」を積み重ねることが大事なんです。
僕自身、ブログを再開し、オンラインで少しずつ人と交流することから始めました。すると、「社会に戻るって、こういう感覚か」と分かってきたんです。
だから、あなたもまずは 今日できる小さな一歩を考えてみませんか?
それが、あなたの人生を変える第一歩になるかもしれません。
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