「知ってる」と「わかってる」の違い、あなたは意識していますか?

「知ってる」と「わかってる」の違い、あなたは意識していますか?
こんにちは!関達也です。
ある日、娘が「それ、わかってる」と言ったことがありました。でも、よくよく話を聞いてみると、それは単に「知ってる」だけだったんです。
この言葉の違いって、意外と多くの人が意識してないように感じています。
僕自身が大事にしていることもあって、セミナーでもこの話をよくしていました。それは成功のためでもありますが、何より「社会で大切なことだから」なんです。
この違いを軽く考えていると、信頼を失うことにも繋がりかねません。
では、「知ってる」と「わかってる」の違いとは何なのか? しっかり整理してみたいと思います。
「知ってる」=情報として持っているだけ

「知ってる」というのは、単なる情報の取得を指します。
例えば、「運動は健康にいい」「AIが進化している」といった事実を耳にしたり、本やネットで読んだりして覚えている状態ですね。
でも、それを実際にやったことがないなら、それは「わかってる」ではなく「知ってる」だけ。
たとえば、「英語は話せたほうがいい」と知っていても、実際に英語を話す機会を作っていなければ、それは「知ってる」にすぎません。
知識として持っているだけで、行動や経験が伴っていないんです。
「わかってる」=理解し、納得し、実際に行動・経験している

一方で「わかってる」は、その知識を自分の中で消化し、実際に行動に移し、経験を通じて本当の理解に至っている状態です。
例えば、「運動が健康にいい」と聞いて、「知ってるよ」と言うのは簡単です。
でも、実際に運動を習慣化して、体調の変化を感じ、「やっぱり運動って大事だ」と実感している人は「わかってる」状態ですよね。
また、「ビジネスで成功するには挑戦が必要」と言う人は多いですが、実際に挑戦して、成功も失敗も経験し、その過程で学んだことがある人だけが、本当に「わかってる」と言えるんです。
つまり、「わかってる」と言うためには、「やってみた」「体験した」「結果が出た」というプロセスが不可欠なんです。
軽々しく「わかってる」と言うことのリスク

社会に出ると、軽々しく「わかってる」と言うことがリスクになる場面がたくさんあります。
例えば、仕事で上司に「このプロジェクトのリスク、わかってる?」と聞かれたときに、「はい、わかってます!」と即答したとします。
でも、実際にはリスクを本当に理解しておらず、想定外の問題が発生してしまったらどうでしょうか?
「わかってるって言ってたのに、全然わかってなかったじゃないか!」となり、信頼を失うことになります。
このように、「知ってる」と「わかってる」を混同していると、仕事でも人間関係でも信用を失いかねません。
あなたは本当に「わかってる」?
僕がこの違いをセミナーなどで話していたのは、成功のためだけではなく、社会で信頼を得るために大切なことだからです。
「知ってる」と「わかってる」の違いを意識することで、発言や行動に責任を持つことができるし、信頼される人になれます。
もし、何かを知ったときに、すぐに「わかってる」と言っていたらこの記事を思い出して頂けると嬉しいです。
仕事でもプライベートでも、軽々しく「わかってる」と言うのではなく、本当に理解しているかを考えてみることが、信頼につながるはずです。
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