価格設定(プライシング)の話

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もし、あなたが経営者や価格を決定する責任者だとしましょう。
あなたは、自社で扱う商品やサービスの価格をどのように決めているでしょうか?
・競合店と比較して決めているでしょうか?
それとも、
・コストを積み上げて、その上に利益を乗せて決めているでしょうか?
それとも、
・何となく。。。 でしょうか?
いくつかの決め方があると思いますが、価格を決める際に、
『安くすれば売れる!』と思っている経営者は多いと思います。
価格には不思議な力があります。
まず、安くすれば売れるというものではない、ということを強く認識する必要があります。
それは、安すぎれば信頼を失ってしまうからです。
お客さんは、
『そんなに安くて大丈夫なの?』
と不安になるのです。
信頼されないものは売れません。
逆に、高すぎても売れません。
『この程度でこの値段!?高過ぎ!』
となるわけです。
価格には、商品の価値に適した価格と、人の感情による価格があるのです。
また、価格設定(プライシング)をする場合に大事なのは、ターゲットが誰なのかを決めておくことです。
『女性がターゲットです』
では駄目です。
女性でも、学生、アルバイト・パート、OL、専業主婦、子供がいる主婦、経営者などいろんな女性がいます。
今回は価格設定での話となりますので、お金に関することになりますが、お金をどう使う人かを考えます。
例えば、「安ければなんでもいい」という価値観のお客さんをターゲットにする場合は、競合店との価格競争を覚悟せねばなりません。
ただ、これは危険です。
周りを見渡せば分かるのですが、低価格競争に巻き込まれると大変です。
薄利多売で、儲けは少ないのに長時間働かなければなりません。
これでは、個人事業主や中小企業は生き残れません。
特に何でもいいという、平均的な価値観のお客さんをターゲットにした場合は、提供する商品やサービスも平均的に特徴のない価格設定になると思います。
その場合は、お客さんの記憶に残らない可能性がありますから注意が必要です。
お勧めのターゲットはやはり、価値あるものにはお金を惜しまないというお客さんです。
そうすれば、他社の価格はほとんど関係なくなります。
値下げどころか、値上げができます。
また、そのようなお客さんは客層がいいという特徴があります。
ただ、お客さんに納得して頂ける商品やサービスは当然ですし、付加価値が必要になります。
よく二極化という言葉を聞くと思います。
価格設定も低価格と高価格に分かれていきますので、戦略を立てて価格設定をされることをオススメします。

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