あるマーケティングの本を読んでいたら、
米国2300人の生活実感に対するアンケート結果が出てました。
各質問に対して、「そう思う」「そう思わない」などの
答えを入れていく簡単なアンケートです。
その回答で、「そう思う」「非常にそう思う」と答えた人の
割合が高かったベスト5は以下のものでした。
1.いつも時間が足りない
2.睡眠不足だ
3.友人と十分な時間を過ごしていない
4.健康に不安がある
5.働きすぎ
米国人の不満や不安が伝わってくる回答ですよね。
では、日本の生活実感はどうなのかな?と思って調べてみたところ、
日本銀行による「生活意識に関するアンケート調査」
というデータがありました。
質問内容はもちろん違うものですが、
意識の移り変わりが分かるデータで興味深いものでした。
例えば、
「現在の暮らし向きにゆとりがなくなってきた」
「景気が悪くなったと感じる」と回答している人が
昨年より増加して半数以上いることや、
「勤め先での雇用・処遇の不安をかなり感じる」
と答えている人が昨年より増加していることなどが分かるものです。
こうしてみると、日本も米国と同じく、
不満や不安を持っている人は多いようです。
こういった不満や不安を持っている人ですが、
大きく2つのタイプに分かれます。
1つは、不満や不安をずっと持ち続ける人。
もう1つは、不満や不安を解消しようとする人。
です。
生き方人それぞれなので、前者もありだと思います。
しかし、私のメルマガをお読みになっている方は
後者の方だと思います。
では、不満や不安を解消する方法をお伝えします。
その方法は3つあります。
1つ目は「解決できない不満や不安は忘れる」です。
例えば、日本の景気を良くしようとしても自分ではできないとします。
それなのに、今や先の景気に不安を感じてても意味はないですよね。
そういう不安は忘れるべきです。
ちなみに、「生活意識に関するアンケート調査」で、
1年前よりも景気が悪くなったと半数以上の人が答えてました。
しかし、3割の人は、景気が悪くなったのを
「マスコミの報道を通じてそう考えた」と回答しています。
つまり、素直にマスコミを信じて不安になってるわけです。
不安になりたいのなら別ですが、
そういった心にブレーキがかかるような意味のない情報や意見は、
無視した方がいいです。
2つ目は、「不満や不安の原因を見つけ、
解決できるよう細かいステップを立てて実行していく」ことです。
いきなり、不満や不安は消え去ることはありません。
段階を経て消し去るようにプランを立てることです。
あくまでも、あなたが実行できる内容まで細分化します。
実行することが大事です。
最後の3つ目ですが、自分を褒めることです。
「えっ!?」と思われた方もいるかもしれませんが、
不満や不安というのは自分で勝手に作り出した場合があります。
どういうことかというと、
十分幸せなのに、他人と比べて不幸せに感じていたり、
もっともっとと思い、現状に不満を感じていたり、
という具合です。
極論を言えば、生きてるだけでも幸せなはずです。
でも、人間はいろんな欲が出てきます。
そんな時、現状に不満や不安を感じることがあるのです。
今の自分を褒めてあげたり、自尊心を高めることで、
今に満足しながらもっと上を自然に目指すことができるようになります。
あなたの人生の参考になればうれしいです。
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