「子供の頃は無邪気だった」に感じる違和感〜ワクワク生きる大人が増えるために
「子供の頃は、無邪気だったよね〜」
って言葉、よく聞きませんか?
僕は昔から、その言葉に強い違和感を覚えてました。
その言葉が放つ感じが、
人生がつまらなくなる感覚だったのです。
楽しく生きれてない大人が多いのは、
この言葉に象徴される気がします。
そこで少し掘り下げて考えてみました。
「子供の頃は無邪気だった」
ということは、
「大人になったら無邪気じゃなくなった」
つまり → 「邪気があるようになった」
という意味に取れますよね。
そこでまず「無邪気」と「邪気」の意味を調べてみました。
「無邪気」の意味は、
1.あどけなくて、すなおなこと(さま)
2.悪気やねじけた気持ちのないこと(さま)
3.深い考えのないこと(さま)
です。
対して「邪気」の意味は、
1.悪気。わるげ。
2.病気などを起こす悪い気。
3.もののけ。じゃけ。
です。
そして、このどちらの意味にも出てくる「悪気(わるぎ)」の意味は
1.人に害を与えようとする気持ち。悪意。
2.悪知恵。
です。
※上記の言葉の意味は、すべて大辞林からです。
大人になったら、ひねて素直じゃなくなった、、
悪気という言葉について考えると
「子供の頃は悪意や悪知恵はなかったけど、
大人になったら悪意や悪知恵が働くようになったよね!」
と自分から言う人は、まずいないと思います(笑)
ただ、悪気や悪知恵を持つ大人は確かにいますよね。
もちろん、子供にもいないわけではないですが。
話を戻します。
「子供の頃は、無邪気だったよね〜」
とは、一般的には
「子供の頃はあどけなくて素直だったけど、
大人になったら、ひねて素直じゃなくなったね。」
という意味で使っている人が多いんだと思います。
これって、とても寂しい感じがするのです。
大人になって人生がつまらなくなる原因ではないか
と感じるからです。
「子供の頃は、無邪気だったよね〜」
という言葉に違和感を覚えるのは、僕が
「あどけなくて素直な人でありたい」
と思い続けているからだと今回考えてみて分かりました。
ではなぜ大人になると、
ひねて素直じゃなくなるんでしょう?
人生ってこんなものか、、
大人になると、ひねたり素直じゃなくなったりするのは、
「無邪気なまま生きることができない社会」だからかもしれません。
社会では人間関係が広がり、
いろんなしがらみが出てきます。
子供の頃はそういう社会を知らず無知だったから、
無邪気でいられたのかもしれません。
大人になるにつれ、社会を知っていきます。
いろんな問題や壁にもぶち当たります。
そこで己の限界を知ります。
「人生ってこんなものか、、」と。
限界というものは、
自分が創り出した幻想であるにも関わらずです。
大人だって相当無知だ!
すでに社会や世界、限界、人生を分かった気でいることは、
一種のあきらめになりかねません。
とてももったいないと思います。
世界には知らないことが山ほどあります。
また、これからの未来がどうなるかも誰も知りません。
だから、子供の頃だけ無知だった、ではなく
大人だって相当無知なんです。
そう考えると、無知で溢れかえっている子供の頃のように
大人でも無邪気になれるのです。
自分を無知だと自覚すれば、
あどけなく素直になれます。
子供の頃のワクワク感を大人でも感じながら生きれるから、
人生がワクワク楽しくなるのです。
また、ご存知のように「素直」であることは
人間の成長や真の成功においても大切な要素です!
僕は無知を自覚してます。
毎日いろんなことを知ったり発見があったりして
ワクワクして楽しいです!
そんなワクワクしている無邪気な大人の人と
今後も出会っていったりお付き合いできたりすれば最高です。
日本に無邪気な大人が増えるといいな、と思ってます!
〜すべては、自分を変えることから始まる。〜
自分の「ワクワク」が何なのかを見つける本。おすすめです!
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