私が会社を潰さずに済んだワケ
長く生きていればいろんなことを経験します。
考えてなかった方向に人生が向かい始める時もあります。
それが良い方向ならばいいですが、
そうでない時もあります。
人生はすべてが上り調子ではありません。
逆に、すべてが下り調子でもありません。
とにかく、人生いろいろです(笑)
そんな人生をすべて受け入れて、
それを楽しむことができれば最高の人生になります。
私は今39歳ですが、私もいろいろありました。
明日から9期目になる会社も、
設立したばかりの頃に大失敗しています。
資本金の倍以上のお金が吹っ飛んでなくなりました(笑)
会社を作る前も、ある販売の仕事で成功しようと
5年間頑張りましたが、まったくうまくいきませんでした。
でも今では、資本金も増資することもでき、
会社を潰さずに軌道に乗せることができました。
ふと10~17年ぐらい前の事を思い返してみました。
大学の同級生が就職活動をしていた頃で、バブル崩壊後です。
そして、それ以降、いわゆる空白の10年の時期、
多くの人が危機感を持ってなかったです。
「年功序列や終身雇用制度もなくなっていく」という話に
「まさか!」と言って信じない人がほとんどでした。
そのせいか、当時は副業する人も今ほど多くはありませんでした。
ほとんどの企業で副業禁止ということもあったのでしょう。
ただ、副業をやっている人も、多くが贅沢がしたいという人が多く、
生活が大変だからという人は少なかったと思います。
その後、銀行がつぶれたり、大手の証券会社がつぶれたりと、
当時はエリートと呼ばれていた銀行マンや証券マンが
失業していきました。
今では大企業に就職していたとしても先は分かりません。
ちなみに、私も20代前半は社会や経済のことに全く興味がなく、
危機感がありませんでした。
就職活動は、ほんのちょっとやりましたが、
途中で嫌になってやめました。
大学は4年で卒業できずに落ちこぼれでした(^_^;)
でも、世の中の流れを知った時に、
『これからの時代は副業を持ったり、
自分のビジネスを持ったりすることが必要だ』
と感じ、起業の道を選びました。
起業しては紆余曲折、
何もかも初めてで、経験ゼロ、ノウハウも知識もゼロですから
時間が相当かかりました。
会社を作っても、長い間給料も払えない会社でした。
しかし、そんな私でもようやく業績を上げ、
スタッフも雇えるようになった理由として挙げられるのは、
「変化に気付き、対応する」ことができたことだと思っています。
変化に気付き、対応してなかったら、
私は貧乏フリーターに戻るか、
ホームレスになっていたことでしょう。
多くの人は、変化を嫌います。
今の日本を見ても分かるように、
改革的なことをやろうとしても多くの人が反対します。
無意識に起こる拒否反応でしょうか。
そして、会社も一つの国のようなものですから、
大きい企業ほど、大きな改革ができません。
あるいは、多くの時間がかかります。
でも、今の時代は、急速な変化を求められています。
今までの常識の数々は、数年後、
ひょっとすると数ヵ月後かには
常識ではなくなります。
ネット広告が新聞広告を抜いたのは記憶に新しいと思います。
数年前にネット広告がラジオ広告を抜いたかと思ったら、
あっという間に目の前にはテレビ広告のみです。
ご存じのように、テレビの広告収入は激減しています。
雑誌業界は生き残る道を必死で探していますし、
キンドルやiPadの端末によって、出版業界も改革は必至です。
メディアは、国をも変える力があります。
そのメディア業界で大変化が起こっているのに、
何も変化しようとしない企業は潰れていくでしょう。
でも、これは企業の問題ではありません。
一人ひとりの問題です。
この変化に、柔軟にそして機敏に対応していく姿勢や考えが大切です。
そのような姿勢や考えも簡単に身につけることができます。
それは、また機会があればお伝えしたいと思います(^^)
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