上京そして望郷！

上京そして望郷！

あなたは、生まれ育った場所や親元から、
自らの意思で離れたことはありますか？

僕は、少年時代、
無性に家から出たくて仕方がありませんでした。

それは、父がとても厳しかったということもあったかもしれません。

でも、それ以上に都会に強く憧れ、
そのような場所で自分の可能性にチャレンジしたかったのです。

高校1年、2年、3年の頃の僕

高校1年の頃、バンド活動を本気でしたいという理由で
退学を申し出たことがあります。

その時は、親も急遽呼び出され、
担任の先生やサッカー部の顧問に止められ、
高校は卒業しようと決めました。
　
　
2年になって、市が主催する
1年間のアメリカのホームステイに申し込みました。

頭のガチガチの進学校だった母校は、
誰でも参加できる試験にすら、
その日が平日だったため行かせてくれませんでした。

頭の良い生徒を一人だけ学校が選び、
その人だけ試験に行くことを許可したのです。

その人は試験に落ちました。（僕なら受かってた！？）
　
　
3年になって、
上京するなら、大学に行っちゃえって決めました。

落ちても、浪人する気はありません。

東京の音楽専門学校を見つけてました。

金がかかるから、
新聞配達の寮に住みながらって決めてました。
　
　
するとなんと、落ちるとこまで落ちてた
正真正銘の落ちこぼれが、奇跡の国立大現役合格です。
　
　
やればできる！

小学4年の恩師が教えてくれた言葉が証明されました。
　
　
自慢話に聞こえるかもしれません・・・
でも本当に、誰でも本気で決めれば必ずできる！と思うんです。
　
　
僕は、天才でもなんでもありません。

自分では、スロースターターとは思ってませんでしたが、
これまでを振り返ると、力がつくまでに
人より多く時間がかかる方だと思います。

でも、そこまで努力を諦めなければ、
それ以降はとんでもないパワーが発揮されてくることを知っています。
　
僕が、たった5年で
夢であったギタリストを諦めたのは、
このことを理解してなかったからです。

そうして宮崎から上京しました

話がそれましたが、
そうして宮崎から上京しました。

東京に向かう夜行列車に父が見送りにきました。

今でもそうですが、
父は僕のことを決して褒めたりしません。

そうして育てられたので、
必ず認めさせてやるぞ！という
熱き気持ちに僕をさせているのかもしれません。
　
　
夜行列車に乗る時に
『気を付けて、がんばれよ・・・』

余計なことは一切しゃべらない父から、
初めてそんな言葉を聞いたような気がしました。

僕は
『うん。』
とだけ答えました。
　
　
東京では市ヶ谷の宮崎県寮に住みました。

二人一部屋の縦長の小さな部屋です。
そこには、ベッドと机だけ。

毎日、冷たい天井を見ながら、
夢と望郷を抱いて眠りました。

泣いても泣いてもいくら泣いても泣けない夜がある

流されることなく流れて生きるだけで精一杯

ねえ　もう少しかたくなでいいんじゃないか
ねえ　もう少し真剣でいいんじゃないか

もっと心を震わせて深くこだわり続けたい

イチかバチかの勝負さ
明け方までにはケリがつく

～明け方までにはケリがつく　長渕剛～

自分との戦いって
真剣に向き合えば向き合うほど、大変かもしれません。

自分が信じられなくなったら、
夢なんて見ることはできません。

最高の自分に出会いたいから、
一所懸命努力して頑張り続ける僕がいます。
　
　
あなたと最高の人生を送りたいから、あなたにも頑張って欲しい！

そう心から想っています。