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悲観主義より楽観主義に生きよう!ポジティブ心理学の権威 セリグマンの「楽観度テスト」を受けてみた!

こんにちは!デュアラー™関達也@宮崎⇔東京デュアルライフ()です!

成功者はポジティブな人が多いですよね。
 
1994年のことになりますが、
僕は『思考は現実化する』を読んだときに
初めて「ポジティブに思考する大切さ」を
知りました。

 
それまでは、ネガティブな思考や感情が
潜在意識に入ってることや入っていくことも、
全く意識してませんでした。

 
だからポジティブ思考を知ってからは
自分の思考や感情を意識するようにして、
ネガティブの場合はすぐに
修正するようにしたのです。

 
それを僕は
「マインド・トレーニング」と呼んでます。
 
まさに続けることで効果が出る
「筋トレ」と同じです。
 
マインド・トレーニングをしていくうちに、
自然とポジティブな思考が
身についていきました。
 
 
成功哲学や自己啓発ではお馴染みの
ポジティブ論やプラス思考の話ですが、
「まるで宗教のようだ」と感じる人も
少なくないようです。

 
でも、言ってみれば、
学校も企業も様々なコミュニティも
宗教みたいなものです。
 
人間の本質的に
「何かを信じたり依存すること」
至極当然のことですよね。
 
良い人生に繋がることであれば、
信じた方がいいと僕は考えます。
 
 
ただ、僕が初めて
ポジティブ思考などを知った1994年からすれば、
今は科学的に「ポジティブが良いこと」は
数多く実証されてきています。

 
つまり、宗教のようだという話ではなくて、
きちんと「ポジティブ思考による
効果の再現性がある」のです。

ポジティブ心理学の生みの親 マーティン・セリグマン博士著『オプティミストはなぜ成功するか』

最近読破したエビデンスが満載の
素晴らしい本を紹介します。
 
ポジティブ心理学の生みの親である
マーティン・セリグマン博士の
『オプティミストはなぜ成功するか』です。
 
これほどまでに、
ポジティブな楽観主義者(オプティミスト)と
ネガティブな悲観主義者(ペシミスト)の
差があるものなのか!と大きな衝撃を受けました。

 
 
僕らは「あの人は楽観的だね〜」とか
「悲観的だね〜」というように
楽観主義と悲観主義について、
ある意味軽く使っていると思います。
 
しかし、ここまで
オプティミストとペシミストが
研究されているのは、
この本を読むまで知りませんでした。

 
マーティン・セリグマンは、
うつ病と異常心理学に関する世界的権威です。

TEDの講演も参考にどうぞ!

「楽観主義者(オプティミスト)」と「悲観主義者(ペシミスト)」の特徴

まず、「楽観主義者(オプティミスト)」と
「悲観主義者(ペシミスト)」の
2タイプの特徴を挙げますね。
 
 
・ペシミストの特徴
 
悪いことは長く続き、
自分は何をやってもうまくいかないだろうし、
それは自分が悪いからだと思い込む。
 
 
対してオプティミストは、
同じような不運に見舞われても
次のような正反対の見方をします。
 
 
・オプティミストの特徴

挫折は自分のせいではなく、
そのときの状況とか、不運とか、
ほかの人々によるものだと信じる。
 
オプティミストは敗北してもめげません。
これは試練だと考えてもっと努力するのです。
 
 
オプティミストの方が、
学校でも職場でもスポーツの分野でも
良い成績をあげていることが分かっています。

 
健康状態も良く、免疫力があり
生活習慣病にかかる率もかなり低いです。

 
長生きするということも証明されています。
 
オプティミストはいい面ばかりですね。
 
 
しかし、セリグマンが
何十万人もテストしたところ、
驚くほど多くの人がペシミストだったことが
分かっています。
 
しかもかなりの割合で
深刻な悲観的主義的傾向だったそうです。

 
自分はペシミストではないと思っても、
ペシミストかどうかを知るのは
簡単ではないとセリグマンは言います。
 
そのため、ペシミストと知らずに
暗い人生を送っている人が
たくさんいるのです…

うつ病は「悲観主義の究極の表現形態」

悲観主義現象の核にあるのは、
「学習性無力感」とセリグマンは呼びます。
 
学習性無力感とは「あきらめ」のことで、
自分が何をしようと事態は変わらないから
やめようという考え方です。

 
何もやる気が起きず意欲を失った状態の
「燃え尽き症候群」にも近しい概念ですね。
 
 
燃え尽き症候群は、
うつ病と同じと考えられています。
 
もちろん、悲観主義とうつ病も関連しています。
 
事実、セリグマンは、
うつ病を「悲観主義の究極の表現形態」
呼んでいます。
 
 
うつ病の話をすると、
重症のうつ病患者は
50年前の10倍に増えているそうです。

 
また、一世代前よりも、
10歳も若い世代にも広がっていることも
問題視されています。
 
そのうつ病の治療でも役に立つのが、
「楽観主義の応用」だと実証されています。

説明スタイルが楽観的だと、無力感に陥ることを防ぐことができる

セリグマンは、
楽観主義の応用が最も役に立つのは
次の3つの分野と言っています。
 
1.うつ病の治療
2.成績や業績アップ
3.健康増進

 
 
「悲観主義者は楽観主義者になれないのでは?」
と不安に思う人もいるかもしれません。
 
でも、必要なときにオプティミストになれて
3つの分野が改善されることが実証されています。
 
 
オプティミストになるには、
まず「自己コントロール」を知ることです。
 
自己コントロールには
次の2つの基本的概念があります。
 
「学習性無力感」と「説明スタイル」です。
 
 
「学習性無力感」は前述したとおり、
あきらめのことです。
 
「説明スタイル」とは、
なぜこのようなことになったのか、
普段自分に説明する時の方法です。

 
自分の心の中に、
自分がかけている言葉です。
 
 
説明スタイルが楽観的だと、
無力感に陥ることを防ぐことができます。

 
しかし、悲観的だと無力感を
拡大してしまうのです。

 
日頃、自分に対してどのような
説明スタイルを取っているかが大事で、
そこをコントロールするのが
自己コントロールになります。
 
 
説明スタイルには、
次の3つの面があります。
 
1.永続性
2.普遍性
3.個人度

 
 
ペシミストとオプティミストが、
それぞれどういう説明スタイルを
取っているか見てみましょう。

1.永続性

永続性とは、
自分に起こった悪い出来事や良い出来事が
ずっと続くのか、一時的なのか
どちらで考えているのかということです。

 
 
・悪い出来事が起こった時
 
悲観的な(すぐにあきらめる)人は、
自分に起こった悪い出来事を
いつまでも続くことだと考えます。

 
「いつも」とか「決して」という言葉で考えます。
 
例:「ダイエットは決してうまくいかない」
「上司は嫌なやつだ」
 
 
楽観的な(無力にならない)人は、
自分に起こった悪い出来事を
一時的なものだと信じています。

 
「ときどき」とか「最近」という言葉で考えます。
 
例:「ダイエットは外食するとうまくいかない」
「上司は虫の居所が悪い」
 
 
・良い出来事が起こった時

悲観的な人は、自分に起こった良い出来事を
一時的なものだと信じています。

 
良い出来事を、状況や努力、「ときどき」など
一時的な理由で説明します。
 
例:「今日はついている」
「私は努力する」
 
 
楽観的な人は、自分に起こった良い出来事を
いつまでも続くことだと信じています。

 
良い出来事を、能力や「いつも」などと
いつまでも続く理由で説明します。
 
例:「私はいつもついている」
「私は才能がある」

2.普遍性

普遍性とは、
自分に起こった悪い出来事や良い出来事が
特定の理由にあるのか、普遍的な理由であるのか
どちらで考えているのかということです。

 
 
・悪い出来事が起こった時
 
ペシミスト(悲観主義者)は、
自分に起こった悪い出来事には
普遍的な原因があると考えます。

 
例:「先生は皆不公平だ」
「本は役に立たない」
 
 
オプティミスト(楽観的主義者)は、
自分に起こった悪い出来事には
特定の原因があると考えます。

 
例:「セリグマン教授は不公平だ」
「この本は役に立たない」
 
 
・良い出来事が起こった時
 
ペシミスト(悲観主義者)は、
自分に起こった良い出来事には
特定の原因があると考えます。

 
例:「私は数学がよくできる」
「私は彼女に受けが良かった」
 
 
オプティミスト(楽観的主義者)は、
自分に起こった良い出来事には
自分のやること全てに有利な影響を与えると
信じます。

 
例:「私はよくできる」
「私は受けが良かった」

3.個人度

個人度とは、
悪い出来事や良い出来事が自分に起こったときに
自分を責めるのか、他の人や状況を責めるのか、
どちらを信じているのかということです。

 
 
・悪い出来事が起こった時
 
ペシミスト(悲観主義者)は、
悪い出来事が自分に起こったときに
自分を責めます(内向的)。

 
例:「私はバカだ」
「私にはサッカーの才能がない」
 
 
オプティミスト(楽観的主義者)は、
悪い出来事が自分に起こったときに
他の人や状況を責めます(外向的)。

 
例:「お前はバカだ」
「私にはサッカーでついてない」
 
 
・良い出来事が起こった時
 
ペシミスト(悲観主義者)は、
良い出来事が自分に起こったときに
ほかの人や状況が良い結果をもたらしたと
信じます。

 
例:「偶然幸運にめぐまれた」
「チームメイトの技がさえていた」
 
 
オプティミスト(楽観的主義者)は、
良い出来事が自分に起こったときに
自分が良い出来事を招いたと信じます。

 
例:「私は幸運を逃さない」
「私の技がさえていた」

あなたの楽観度と悲観度が明確に数値化される「自分の楽観度テスト」

『オプティミストはなぜ成功するか』には、
「自分の楽観度テスト」が付いています。
 
「自分の楽観度テスト」とは、
「永続性・普遍性・個人度」それぞれの
あなたの楽観度と悲観度が
明確に数値で分かるテストです。

 
 
あともう1つ、セリグマン曰く
最も重要とされる
「希望度」の数値も分かります。
 
15分程度で終わります。
 
テストをすると
衝撃の事実が浮かび上がります!w
 
 
このテストは、自分で気づかない
心の状態が分かるので面白いです。

 
嫁にもテストを受けてもらいましたが、
僕と嫁とでうまくバランスが
取れていることがわかりました。
 
工夫すれば、
今もよりもさらに理想の夫婦に
なれることもわかりました。
 
自己コントロール力を高めたい方は、
ぜひテストされることをおすすめします!

 
さて、3つの説明スタイルを見てきました。
 
ペシミストとオプティミストの
説明スタイルが反対だったことに
気付かれたのではないでしょうか。

 
 
説明スタイルを変えることで、
楽観主義の3つのメリットを得ることができます。
 
1.うつ病の治療
2.成績や業績アップ
3.健康増進

 
 
ただ、個人度で見れるような
他人に責任をなすりつけることに
疑問を感じた人もいると思います。
 
僕も責任転嫁は
社会的にも人間関係にも
いかがなものかと感じました。

責任のがれを助長するやり方でも、うつ病の人には必要

セリグマンも責任のがれを助長するやり方を
提唱するのは本意ではないとしたうえで、
確実にこれをやるべき状況はあると訴えます。

 
それは、うつ病の場合です。
 
うつ病の人は、必要以上に
自分で責任を背負い込むことが多いからです。

 
 
うつ病には、3種類あります。
 
1つは、普通のうつ状態で
人間にはつきものの苦しみや敗北が原因で
起こるものです。

 
これはありふれていて
精神障害の中では風邪のようなもので、
僕らの約25%は軽症のうつ状態にあることが
分かっています。

 
 
あとの2つは、単極型と双極型のうつ病です。
 
単極型が躁の時期がないのに対して、
双極型は躁の時期が伴うので
躁うつ病とも呼ばれています。
 
躁うつ病は肉体的な病気と考えられ、
炭酸リチウムの薬が効果を発揮するなど
医学的な治療をされます。
 
単極型のうつ病は、
精神障害だと認められています。
 
 
セリグマンは、普通のうつ病と
単極型のうつ病は同じものだ、という
医学界の主流意見と異なる考えを持っています。

 
それは、両者とも
「思考・気分・言動・肉体的反応の
4つの分野で否定的になる変化を伴う」という
同じ特徴を持ってるからだそうです。

 
 
うつ病の原因となる悲観主義は、
セリグマンいう説明スタイルを変えることで
楽観主義に変えることができます。
 
 
『オプティミストはなぜ成功するか』には、
前出した「自分の楽観度テスト」のほか
「自分のうつ病テスト」も付いています。

 
国立精神衛生研究所疫学センター
レノール・ラドロフが考案したテストで
広く普及しているそうです。
 
5分程度で終わります。
 
うつ病ではないと思う人も、
現在の状態を知る上で
「自分の楽観度テスト」と合わせて
受けられてみるといいと思います!

楽観的に生きよう!

悲観的に生きるよりも、
楽観的に生きる方がいいな〜と
再認識しました。

 
 
起業して成功するには、
悲観的な面も当然必要です。

 
僕はひとり起業家なので、
その役は自分です。
 
また、自己の失敗は
自分のせいにして処理することで
改善していくことが大半です。
 
なので、ともすると
悲観的な割合が多くなる日もあります。
 
 
こうしたことは、
僕のようなひとり起業家にかぎらず
働いている人には共通しているのかな〜と
思います。
 
悲観的になってるな〜というときは、
ぜひ説明スタイルを思い出して
楽観的に持っていきましょう!

 
「自分の楽観度」がわかると、
どこを楽観的に持っていけばいいか分かるので
おすすめです!

 

 
〜終わりなき探求の旅は続く~
 
自分史上最高の人生を創ろう!

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この記事の著者 : 関達也
デュアラー™(宮崎⇔東京デュアルライフ)/起業(副業、複業)コンサルタント/S・マーケティングジャパン株式会社 代表取締役 1970年7月生まれ。宮崎出身。千葉大学卒。妻、長女、長男、次女の5人家族。ブログ・メルマガ歴13年。自由な成功者を目指し起業するが、3度のどん底を経験。ひきこもりになるが、一畳半から1億稼ぎ這い上がる。現在、宮崎と東京(田舎と都会)のデュアルライフをしながら、セミナーや塾、オンラインサロンを主催。直接3,000名以上に新しい働き方や生き方を提供している。 →さらに詳しいプロフィールはこちら

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