初めて書きます。世界一尊敬する母の美術展受賞式と新聞掲載
こんにちは!デュアラー™関達也@宮崎⇔東京デュアルライフ(@SekiTatsuya)です!
当時あまりに突然のショックな出来事で、
公表を控えてたことがあります。
ただ先日、宮崎日日新聞に母が掲載されたこともあり、
いつかは書こうと思っていたので
初めて母のことを書くことにしました。
母は2年半前、小脳の腫瘍摘出手術を
2回受けました。
僕が東京にいるときに、
宮崎で突然倒れて入院しました。
飛んで駆けつけると、担当医から
「いつ死んでもおかしくない」
という言葉を直に告げられました。
いろんな管に繋がれている母が病室にいました。
この管が抜けたら死んでしまうと。
何十年も手術を経験してこられた担当の執刀医からは、
手術が成功する確率は少なく
「過去3番の難しさに入る手術」と告げられました。
それもあって、
手術までの段取りに時間をかなり要したようで、
1ヶ月後にようやく手術になりました。
妹と妻と手術の成功を祈りながら、
病院に待機しました。
1回目は16時間に及ぶ大手術。
手術が無事に終わったと聞いた時は、
妹も妻も泣いてました。
2回目の手術も無事に終わりました。
奇跡だと思います。
しかし、後遺障害が残りました。
目が二重に見えたり、ふらついたり、
自力で歩行ができなくなったりと、
倒れる前は年齢を感じさせないほど元気な母が
別人のようになりました。
その後も、体調を崩して入院したことから、
完全な車椅子生活になりました。
母が倒れてからしばらくは、
僕自身のメンタルが正常ではなかったです。
そして、人生観が確実に変化しました。
生と死について
より深く真剣に考えるようになりましたし、
いつ死んでも悔いがない人生を生きる思いが
一層強くなりました。
こうして母の体の状態は大きく変化しましたが、
そんな状況でも、笑顔で夢をもち、湧き出るアイデア、
新しいことにチャレンジする精神、
それらは全く変わってませんでした。
それが今回の「第1回みやざき総合美術展」の
受賞につながったのだと思います。
自由表現部門の受賞で、
愛が溢れたアイデア満載の母らしい作品です。
作品『万年日めくり 短歌カレンダー』には、
「母の自筆のオリジナルの31の短歌」と
「招き猫」の絵が入ってます。
新聞には掲載されてませんでしたが、
招き猫の絵は、京都の美大1年生の孫(長女)に
母がお願いして描いてもらったものです。
母は昔から「どんな困難があっても、
今をどう楽しく乗り越え、生きることができるか?」
のアイデアを考える力があります。
ちなみに若かりし頃の母は
ファッションモデルも少々やったことがあり、
ミス・ユニバース九州大会に参加して準優勝。
全国大会の出場権を得るも、
父の大反対で辞退したと聞きました。
(なんで反対するかな…)
昔は宝塚の男役のトップスターや
スチュワーデスに憧れていたそうです。
父の自営業が傾いたころには、
不動産の宅建資格に50歳で初挑戦。
当時は宅建合格がかなり難しい時代にも関わらず、
わずか半年で合格。
その後、建設業で独立したり、
健康に興味を持ち、整体やストレッチ、
健康体操の講師をしたり、
宮崎でボランティア活動をしたり。
小さい頃から
母のアイデアと行動力を見せてもらっていたから、
今の僕があると確信してます。
そして今日は母の76歳の誕生日。
今度は小説家になると言って、
小説を書いているようです笑
関達也
コメントを書く