「昔のほうがよかった」と思ってしまう理由と、今を楽しむ方法
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「昔のほうがよかった」と思ってしまう理由と、今を楽しむ方法
こんにちは!関達也です。
「昔のほうがよかった」と感じることって、誰にでもありますよね。
過去の思い出を振り返ると、楽しかったことや充実していたことばかりが思い浮かびます。でも、そのせいで「今の自分は幸せじゃないのかも」と思ってしまうこともあるんです。
僕自身、たくさんの思い出の写真や動画を残してきました。
家族との時間や仕事の成功体験、自由に動けていた頃の自分を見返すと、今と比較して「昔のほうがよかったな」と思うことがありました。
でも、それって本当に正しいのかな?と考えたのです。
この記事では、「昔のほうがよかった」と感じる理由を深掘りし、今をもっと楽しむための視点について考えていきます。
なぜ「昔のほうがよかった」と感じるのか?
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実は、「昔がよく見える」ことには、いくつかの心理的な理由があるんです。
1. 人間の脳は過去を美化する
脳は、時間が経つとネガティブな記憶を薄め、ポジティブな記憶を強調する傾向があります。だから、過去の出来事を振り返ると、楽しかったことや成功体験ばかりが思い出されるんですね。
例えば、旅行の思い出。
実際は移動が大変だったり、疲れたりしたはずなのに、写真を見返すと「楽しかった」としか思えない。過去の自分が経験したストレスや苦労は、意外と記憶から抜け落ちているんです。
2. 「昔はできたこと」が今はできないから
過去の自分と今の自分を比較したときに、「あの頃は○○ができたのに、今はできていない」と感じることがあります。
僕自身、以前は自由に動き回って仕事や旅をしたり、新しいことに次々挑戦したりしていました。
でも、今は娘の子育てやサポートを最優先しているため、自分のことが後回しになってます。そうすると、どうしても「昔のほうが自由でよかった」と思ってしまうんですよね。
ただ、これって視点を変えると「今だからこそ得られるものがある」とも言えます。ひとり親としての子育てを通じて得られる経験や喜びは、過去の自分にはなかったものです。
3. 「今がつまらない」と感じると、過去が輝いて見える
今の生活に刺激が少なく、単調だと感じると、過去の華やかな瞬間が際立って見えてしまいます。
例えば、仕事や趣味に夢中になっていた頃の写真を見ると、「あの頃は充実していたのに、今は…」と感じることがあるかもしれません。
でも、それは過去と比較しているからであって、今に楽しみがないわけではないんです。
「今を楽しむ」ための視点を変える方法
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では、「昔のほうがよかった」と思わずに、今を楽しむにはどうしたらいいのでしょうか?
1. 「過去の自分が今の自分を見たらどう思うか?」を考える
昔の自分は、未来の自分がどんな人生を送っているのか、ワクワクしていたはずです。その頃の自分が、今のあなたを見たらどう思うでしょうか?
「家族との時間を大切にしている」「これまでの経験を活かして新しい挑戦をしている」など、今の自分には、昔にはなかった魅力があるはずです。
2. 「今だからこそできること」にフォーカスする
過去と比べるのではなく、「今だからこそできること」を意識してみることが大切です。
例えば、
- 昔はできなかった趣味に挑戦する
- 家族との時間をより大切にする
- 自分の経験を活かして誰かにアドバイスする
こうした「今の自分だからこそできること」に目を向けることで、過去との比較ではなく、現在の充実感を感じやすくなります。
3. 「未来の自分が今を振り返るとどう思うか?」を考える
過去の自分が今を振り返る視点に加えて、「未来の自分が今を振り返るとどう思うか?」も考えてみるといいですね。
例えば、10年後の自分が今の写真を見返したときに、「あのときもっと楽しめばよかった」と思う可能性はありませんか?
過去を美化するのと同じように、未来の自分も「今を美化する」可能性が高いんです。だからこそ、今の時間を大切にして、楽しい思い出を増やしていくことが重要です。
4. 「新しい思い出を作ること」を意識する
昔の思い出が美しいのは、それが「特別な時間」だったからです。でも、それは今から作ることもできるんですよね。
- 旅行に行く
- 新しいことを学ぶ
- 誰かと一緒に楽しい時間を過ごす
こうした小さな積み重ねが、未来の自分にとっての「素晴らしい思い出」になります。
「昔より今がいい」と思える生き方を
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「昔のほうがよかった」と思ってしまうのは、脳の仕組みや過去との比較のせいで、必ずしも事実ではありません。
- 人間の脳は過去を美化しやすい
- 過去と比べると「できなくなったこと」に目がいく
- でも「今だからこそできること」もたくさんある
過去の思い出は、今と比較するためではなく、「未来を楽しむためのヒント」として活用するのがいいですよね。
過去を振り返るよりも、「今をどう楽しむか?」を意識することです。そして、未来の自分が振り返ったときに「いい時間だった」と思えるように過ごしていきましょう!
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