仕事は増やすな!AIで効率化しても自由になれない理由
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仕事は増やすな!AIで効率化しても自由になれない理由
こんにちは!関達也です。
AIを活用すれば、これまで1日かかっていた作業が数時間で終わります。
例えば、イラストレーターがAIを使えば、1日がかりだったイラスト制作が2時間で完成する。これはすごいことですよね。
でも、なぜか忙しさは変わらないどころか、むしろ増えてしまうこともある。
多くの人は「作業時間が短縮できるなら、もっと仕事を受けよう」と考えると思います。結果、仕事量は増え、1日中働いている状態が続くんです。
効率化したのに、時間の余裕が生まれない。むしろ、忙しさが増している。
これって、本当に理想的な働き方なんでしょうか?
AIは確かに時短を実現するが…
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AIの導入によって、仕事のスピードは確実に上がっています。たとえば、AIを使えば、3時間かかる記事作成が30分で終わることもあります。イラスト制作や動画編集でも、AIによるアシストで大幅な時短が可能になりました。
しかし、その一方で、AIを活用する人が増えることで価格競争が激しくなるケースも出ています。
特に「AIが作ったものを少し編集するだけ」の仕事は、誰でもできるようになり、単価が下がりやすい傾向があります。例えば、ライティングの仕事は、「安くて速い仕事」として扱われることが増えていくでしょう。
では、AIを活用しながらも、単価を下げずに働くにはどうすればいいのでしょうか?
ここで重要なのは、「効率化によって生まれた時間をどう活かすか?」という視点です。単に仕事量を増やすのではなく、より付加価値の高い業務へシフトすることが、自由を手に入れるカギになります。
本当に目指すべきは「時給単価を上げる」こと
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僕はかねてから、ひとり起業家やマイクロプレナー®、フリーランスが自由になるためには、時給単価を上げることが最も重要だと伝えてきました。
例えば、時給1500円の仕事をしている人が、スキルアップして時給3000円になれば、同じ収入で労働時間を半分にできます。時給1万5000円になれば、10分の1の時間で同じ収入を得ることができます。
AIの効率化を活かすなら、「空いた時間でさらに仕事を増やす」のではなく、「単価を上げる方法を考える」ことが大切なんです。
効率化した時間を、マーケティングやブランディング、スキルアップに投資することで、より価値の高い仕事ができるようになります。
時給単価を上げるための3つの戦略
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時給単価を上げるには、単に仕事を増やすだけではなく、戦略的に取り組むことが大切です。AIによる効率化を活かしながら、より価値の高い仕事へシフトしていく必要があります。
以下の3つの戦略を実践することで、より高単価な仕事を獲得し、自由な時間を増やすことができます。
① 自分の価値を上げる
AIを活用して「誰にでもできる仕事」ではなく、「自分にしかできない仕事」にシフトすることが重要です。
単にAIを使うだけではなく、独自の付加価値を提供することで、競争に巻き込まれずに高単価を維持できます。
例えば、AIを使うだけでなく、マーケティング視点を加えて成果につながる文章を作成するなど、スキルと知識を組み合わせることで価値を高めることができます。
② 価格競争から抜け出す
「速くて安い」ではなく、「この人に頼みたい」と思わせるブランディングが重要です。
専門性を高めたり、独自のスタイルを確立したりすることで、競争に巻き込まれにくくなります。
価格ではなく「信頼」や「ブランド価値」で選ばれる存在になることが、時給単価を上げるためのポイントです。
③ 自由な時間を活用する
AIで生まれた時間を新しいスキル習得や自分のブランド構築に使うことで、長期的な収入の安定につなげることができます。
受注仕事だけに依存するのではなく、AIを活用した独自の商品やサービスを作ることで、自分のビジネスを成長させることが可能です。
例えば、AIを活用したデザインテンプレート販売や、コンテンツ作成講座を展開するなど、時間の自由を得ながら収入を伸ばす方法を考えることが大切です。
AI効率化の先に何を求めるか?
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AIの進化は素晴らしいものです。でも、その恩恵を「仕事を増やす」ために使うのか、「自由な時間を増やす」ために使うのかで、人生は大きく変わります。
僕が提案したいのは、「時短できた時間を、単価を上げるために使おう」という考え方です。そうすれば、効率化とともに、自由な時間も増やすことができる。
あなたは、AIを使ってどんな未来を描きますか?
もっと仕事を増やしますか? それとも、時給を上げて自由な時間を手に入れますか?
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