メディアの分裂が始まった ‐「オールドメディア vs. ニューメディア」の時代へ

メディアの分裂が始まった ‐「オールドメディア vs. ニューメディア」の時代へ
こんにちは!関達也です。
最近、テレビを見なくなったという人、増えてますよね。
僕の周りでも、ニュースはYouTubeやX(旧Twitter)でチェックする、エンタメはNetflixやTikTokという人が多くなっています。
昔は、みんなが同じ時間にテレビを見て、同じ新聞を読んでいた。でも今は、それぞれが好きなメディアを選び、異なる情報空間に生きています。
つまり、メディアが分裂し、それに伴って社会の見え方も変わってきているんです。
オールドメディア vs. ニューメディアの対立とは?
オールドメディアというのは、テレビや新聞、雑誌など、昔からあるマスメディアのことです。特徴としては、
- スポンサーの影響を受ける(広告主の意向が強い)
- 一方通行の情報発信(視聴者の声が届きにくい)
- 情報の信頼性が比較的高い(編集や取材のプロセスがある)
一方、ニューメディアはYouTubeやX、TikTok、個人ブログなど、ネットを活用したメディアのことです。こちらは、
- 誰でも発信できる(企業やマスコミに頼らなくても情報を届けられる)
- 双方向性がある(コメントやリアクションで議論が生まれる)
- 拡散力が強い(バズれば一瞬で世界中に広がる)
こうして並べると、オールドメディアの「信頼性」とニューメディアの「拡散力」という対比がよく分かりますよね。
なぜ今、メディアの対立が激化しているのか?

昔は、テレビと新聞だけを見ていれば、大体の人が同じ情報を共有していました。でも、今は違います。
例えば、同じニュースでも、
- テレビの報道:「○○という政策が発表されました」
- YouTubeの解説:「○○は本当に必要なのか? 裏にある利権構造を解説!」
- Xの投稿:「○○のせいで社会は崩壊する!」
このように、オールドメディアは「事実を伝える」ことを重視するのに対し、ニューメディアでは「意見」や「感情」が重視される傾向があります。
その結果、人々は自分の価値観に合ったメディアを選ぶようになり、社会全体が「分断」されていくんです。
「情報の信頼性」と「拡散力」、どちらが大事なのか?

オールドメディアの良さは、取材や編集を経ているため、情報の正確性が比較的高いことです。でも、スピード感がないし、スポンサーや政治の影響を受けることもあります。
一方、ニューメディアは圧倒的な拡散力がありますが、フェイクニュースや偏った情報が広がりやすいリスクもある。例えば、YouTubeの暴露系チャンネルや、Xでバズる陰謀論などですね。
じゃあ、どちらが正しいのか?
実は、これからの時代に求められるのは「どちらも活用できる力」なんです。
オールドメディアの信頼性を参考にしつつ、ニューメディアのスピード感や双方向性を生かす。つまり、「情報リテラシーを高めて、メディアを使いこなすこと」が大事なんです。
これからの社会で求められるのは「情報を選ぶ力」

メディアが分裂し、誰もが好きな情報だけを信じる時代になりました。でも、これが進むと「分断」が深まり、社会全体の共通認識がなくなっていく。
だからこそ、僕たちに必要なのは「情報の取捨選択をする力」なんです。
- ニュースを見たら「この情報は本当か?」と考える習慣をつける
- オールドメディアとニューメディア、両方の視点を意識する
- バズっている情報が「感情的すぎないか?」をチェックする
これからの時代、「情報を鵜呑みにせず、考えられる人」が強くなります。
さて、次回は「ホワイト社会」の影響力がますます強くなる中、今の社会では「ルール社会 vs. ストーリー社会」の対立が深まっています。
次回は、この分裂がどこから生まれ、どこに向かうのかを考えていきます。お楽しみに!
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