こんにちは、関達也です。
3月11日に発生したM9.0の東北地方太平洋沖地震の関連情報について、
私なりに情報収集をして当メルマガやブログ、ツイッターで配信しています。
情報を発信できる立場である以上、
少しでも役に立てるよう務めることが私の責任でもあると考えています。
今回の震災について情報をまとめていると、
解決しないといけない問題がいろいろあることが分かりました。
以下のように8つに整理をしてみました。(順番に意味はありません)
1)原発の復旧作業
2)放射性物質漏れ
3)避難生活
4)余震
5)風評被害
6)買い占め
7)電力不足
8)日本経済
など。
どれもすぐに解決できる問題ではありませんが、
今、私がお伝えできる範囲について一つずつ書いていきたいと思います。
1)原発の復旧作業
現在、放水、電源復旧作業は続いていて、
1,2,5,6号機の4つの原発で電気を流せる状態になっています。
また、使用済み燃料プールが露出している3号機と4号機への放水は
本日も行われていて、明日22日には電気が供給される見込みだそうです。
今後、原子炉を本来の冷却装置で安定して冷やせるかが焦点となります。
復旧作業は進んでいて安心できる材料は出てきました。
しかし、依然予断を許さない状況は続いていると考えられます。
話は変わりますが、私の妹夫婦がカスタムバイクショップを経営しています。
そこに来るお客さんの弟が、自衛隊で被災地で活動しているそうです。
話を聞くと、どの程度の放射線を浴びているのか分からない状況で
活動をしているとのことでした…
なお、東京電力は作業員を50人から181人に増やして
復旧作業にあたっています。
彼らは大量の放射線を浴びながら作業を続けています。
彼らは、「Fukushima 50」と名付けられて海外では英雄になってます。
Fukushima 50(ウィキペディア)
 ⇒ http://en.wikipedia.org/wiki/Fukushima_50
facebookにはページが開設され、5000人以上のファンを集めています。
Tribute To The 50 Heroes of Fukushima Nuclear Plant
 ⇒ http://www.facebook.com/50heroes?sk=wall&filter=1
彼らにも家族がいます。
作業員の娘とされる少女が書いたツイート
「お父さん生きて戻ってきて」
という言葉には胸が詰まります。。。
命懸けで復旧作業にあたっているこうした人達を我々は忘れてはいけません。
2)放射性物質漏れ
放射線から身を守るため、首都圏などから避難している人がいます。
私も首都圏に住んでいたら、避難していたかもしれません。
ただ、これはあくまでも私の判断です。
判断は人それぞれです。
原発からの距離や風向きを考えて冷静な判断をして欲しいと思います。
判断の基準は、政府や東京電力、専門家などの一次情報です。
本当に一次情報なのか、ソースを見てください。
また、放射線量を調べることも大切です。
私のブログにまとめています。
■放射線測定サイトをまとめました(ブログ)
 ⇒ http://ameblo.jp/netkigyo/entry-10831240336.html
ソースのない不安を煽るような記事や、
一種の感情で書かれた記事には注意が必要です。
その他、メディアや海外メディアの中にも不安を煽ったり、
過剰に騒ぎ立てるものがあるので、そのようなものは信じない方がいいです。
いつもの視聴率稼ぎと思ったほうがいいです。
なお、本日は雨の影響で放射線量が増しています。
しかし、最も高い福島市でも胃のX線検診で受ける放射線量の75分の1ほど
で、これらの数値の放射線を1時間浴びたとしても、
健康に影響が出るレベルではないということです。
3)避難生活
避難されている方々は本当に大変な毎日だと思います。
ストレスや健康状態も心配です。
家族とバラバラになっている人もいると聞きます。
県や市町村が公営住宅や仮設住宅を準備しているようですが、
安心して暮らせる住まいが早く提供されることを祈っています。
4)余震
東日本では余震がまだ続いています。
地震から一週間の間だけで、M5以上の余震は262回あったようです。
これは、日本海溝を震源とする同タイプの地震で過去最多だった
1994年の北海道東方沖地震の2.5倍以上になります。
過去に例を見ない状況なので、まだまだ安心は出来ないと思います。
5)風評被害
ホウレンソウから、暫定基準値を超える放射性物質であるヨウ素が検出
されたことがニュースになってました。
暫定基準値の3~7.5倍になります。
放射線医学総合研究所(千葉市)は、
厚労省では規制値が厳しい設定になっていることを強調し、
妊婦や子供など、放射性物質の影響が大きいとされる人たちについても
摂取しても問題がないレベルだ、と伝えています。
多くの一般の人は、「基準値を超えた」「基準値の何倍」と言われると、
それだけで拒否反応を示すと思います。
事実は事実として報道して欲しいですが、
風評被害を増幅させないようにして欲しいと思います。
また、一部のホテルでは、福島から非難してきた人を受け入れないという
記事もありました。
宮崎も口蹄疫の時、同じようなことがありました。
ちょっとひどいな~と思ったのは、
車が宮崎ナンバーというだけで車両の搬入を拒否されたり、
宮崎県民というだけで、他県で行わるスポーツ大会の参加を自粛するように
言われたりなどです。
被災地の方々はこれから大変だと思いますが、
こういった二次被害は何とか防いでもらいたいと思っています。
6)買い占め
ツイッターを見ていると、落ち着いた地域もあるようですが、
買い占めで頭にきている人もかなり多いようです。
感情的な理由で、事件などが起こらなければいいのですが…
また、被害にあってない地方でも買い占めがあるようです。
買い占めが起こると、モノが不足していると勘違いし、
買い占めがより加速する傾向になります。
本当に困っている人のためにも、
ゆずり合いの気持ちを持って欲しいと思います。
7)電力不足
東北電力は明日の計画停電は実施しないと発表しました。
今後、計画停電をいつまで継続するかは電力の需給にかかっています。
ひとまず、暖房の季節が終わる頃には、計画停電が終わるとの話が出てますが、
それで終わりという問題ではありません。
現在は福島第一原発と第二原発が停止し、
火力発電所のいくつかはまだ運転再開していません。
福島第1原発事故によって、
今後は原発の新増設や再稼働が極めて難しくなっています。
今のところは、現在停止している火力発電所を再開し、
火力増強を急ごうとしているようです。
他の方法が出ないうちは、火力に依存する形になりそうなので、
夏に高まる電力需要をどう乗り越えるかが課題になってます。
8)職、仕事、収入
今回の震災は、日本に住む一人ひとりに対しても、
そして、日本という国に対しても、大きなダメージを与えたのは事実です。
私は、高齢化社会になるこれからの日本を活性化させるためには、
海外からの観光事業がポイントだと思ってきました。
ただ、残念なことに今回の原発事故により、
海外からの観光客のキャンセルが相次いでいます。
いつぐらいまで続くのかは分かりませんが、
観光客は激減すると思います。
観光で言えば、海外からだけではなく
国内旅行も同じくキャンセルが相次いでいます。
東北、九州新幹線が全線開通したばかりなのに残念です。
また、様々なイベントなども自粛等で中止になっています。
出席予定だった4月のセミナーも中止になりました。
日本全体がまだまだ元気が出るムードではないようです。
現実的な問題として、今後、倒産する会社、職や仕事を失う人、収入が減る人
が増えます。
日本の経済は厳しくなると考えられます。
今後の日本経済については、地震前からもすでに議論されていました。
「日本は元気がなくなった」と言われていました。
このまま日本の評価が下がっていくのでしょうか?
私は、必ず乗り越えられると信じています。
それだけの力が日本人にはあると思っています。
まずは、西日本が経済を復活させる原動力になって欲しいです。
また、世界の長者番付で一位にもなった投資家ウォーレン・バフェット氏は、
本日、日本について次のように語りました。
「一時的な衝撃であり、未来の経済展望は揺るがない。
日本は(震災前と同じ)エネルギーと意思を持っており、
時間はかかっても再建できるだろう。」
日本株は中長期的に買い場との見方を示したそうです。
日本経済新聞
 ⇒ http://s.nikkei.com/eYoH8g
日本に期待している人は多いはずです。
これからの動きで、世界が日本の評価を下します。
一人ひとりが問題や課題を克服し、精一杯頑張るだけです。
私も頑張ります。
これからもよろしくお願いします。

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By |2011-03-23T20:50:24+09:002011年 3月 23日|Categories: メルマガから|0 コメント
この記事の著者 : 関達也
デュアラー™(宮崎⇔東京デュアルライフ)/起業(副業、複業)コンサルタント/S・マーケティングジャパン株式会社 代表取締役 1970年7月生まれ。宮崎出身。千葉大学卒。妻、長女、長男、次女の5人家族。ブログ・メルマガ歴13年。自由な成功者を目指し起業するが、3度のどん底を経験。ひきこもりになるが、一畳半から1億稼ぎ這い上がる。現在、宮崎と東京(田舎と都会)のデュアルライフをしながら、セミナーや塾、オンラインサロンを主催。直接3,000名以上に新しい働き方や生き方を提供している。 →さらに詳しいプロフィールはこちら

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