私が行ったカンボジアのシェムリアップは、
アンコール遺跡の観光で繁栄している街です。
シェムリアップ空港は小さいですが、
すごく近代的で驚くほど綺麗な空港でした。
繁華街には、美味しいレストラン、カフェ&バー、お土産屋さん、
豪華なホテルもたくさんありました。
思わずカンボジアにいることを忘れそうになるほどですが、
最貧国のカンボジアなんです。
稼ぎは少なく、必死に稼いでいます。
そんな中、頑張っている夫婦に2組出会いました。
思わず「賢い!」って感じたので、
今回はその話をしたいと思います。
シェムリアップでは、移動はタクシーよりも
バイクで客車を引くトゥクトゥクを使うのが一般的です。
オールドマーケットやパブストリートなど繁華街周辺では、
トゥクトゥクが観光客を狙って何十台もスタンバってます。
ちなみに、私が宿泊しているホテルまで帰るのには2USDでした。
でも「3USD!」とか言ってきます。
もちろん、交渉すれば2USDになります。
トゥクトゥクのドライバーは、もっと稼ぐために、
「アンコールワットに行ったか?1日貸切はどうか?」
と営業してきます。
ちなみに、相場では15USDで1日(8時間程度)
貸し切ることができます。
とにかく、トゥクトゥクの声がけ営業は猛烈です。
通りの向こうからでも、大きな声で営業してきます(笑)
みんな必死です。
でも、みんな同じやり方では客取合戦ですよね?
そんな中、スマートに営業している二組の夫婦に会いました。
一組目は、最初にシェムリアップ空港から、ホテルまで送迎してくれた
Tong(トン)さん夫婦です。
トンさんは、最初すぐにアンコール遺跡巡りの話をしてきました。
話も上手で親切な感じだったので、そのまま1日貸切をお願いしました。
そして、アンコール遺跡巡り当日になりました。
アンコール・ワットを観終わった後、
昼食の時間がとっくに過ぎてました。
「お昼は、アンコール・トムで」
みたいなことをトンさんが言いました。
「OK!」
と私は言いつつも、
「こんな遺跡の中にランチできるところがあるの?」
と思ってました。
そして、アンコール・トムのバイヨンを観た後、
トゥクトゥクの乗って移動していると、
木陰になっている場所にお店が出てきたのです。
その日は天気も良く、日差しが強かったのですが、
そこは森林浴ができるほどの本当にいい場所でした。
そこに着くと、女性が出てきました。
すると、トンさんが、
「マイ ワイフ!」
と少し恥ずかしそうに紹介しました(笑)
奥さんが働いているお店に、
私たちを案内してくれたのです。
さすが!と感じました。
そして、もう一組の話です。
美味しくて安いと評判のカンボジア名物、
チュナンダイ(土鍋)の店「スープドラゴン」に行ったときのこと。
ご飯を食べ終わった頃に、
スタッフの女性が嫁に話しかけてきました。
女性と嫁は、子どもの話で盛り上がってました。
その女性も、うちと同じく3人の子どもがいる
ということだったみたいです。
そうして話していたところ、
「これからホテルに帰るの?」
と女性が聞いてきました。
そうだ、と答えると、
「自分の旦那がトゥクトゥクのドライバーだからどうか?」
と聞いてきたのです。
トンさんの夫婦の逆バーションです。
さすがです(笑)
「2USDでOKか?」
と聞いたらOKだったので頼みました。
この二組の夫婦に出会い、
どちらも夫婦二人三脚で頑張ってるなー!と感じました。
まさに「夫婦愛!」です。
そして「トゥクトゥク → お店」「お店 → トゥクトゥク」
と商売を繋げていて、「賢い!」と感じました。
これは、まさに観光客の導線を考えた戦略です。
ビジネスには導線を考えることは本当に大事です。
メルマガ、ブログ、SNS、ランディングページ、ウェブサイトなどなど
すべて導線を考えてビジネスをしなければうまくいきません。
「トゥクトゥク → お店」「お店 → トゥクトゥク」は単純なことですが、
導線の大事さを再確認した貴重な経験でした。
出会いや経験はいろんな気付きや学びがあり、
ホントに面白いです。
今回の記事が、あなたのお役に立てればうれしいです。
実は、まだメルマガに書いてないもっと面白い出会いもありました。
それはまた別の機会に。。。
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