どうなるGM
どうなるGM
こんにちは!関達也です。
GMは、ここ数年、金融会社のGMACファイナンシャル・サービシズによって義売り上げを上げていたといっても過言ではないようですね。
そして、その車のクレジットローンが金融商品になり世界に出回りました。
サブプライムローンと同じ仕組みです。
低所得者でも、高額な車のローンが簡単に組めたのです。
自動車産業は、米国にとっても大事な産業です。
もし、何かあれば、大量の労働者が路頭に迷うでしょう。
そして、自動車大国の米国、しかもGMだからこそ、業績も下げたくなかったのでしょう。
しかし、これら証券化された金融商品は、専門家さえリスクがどの程度まで膨らんだのかが分からなかったほどです。
世界の金融資産は、一気に吹っ飛びました。
2008年の損失は606兆円。
これは、日本の国家予算の約7倍です。
なぜ、ここまでして金稼ぎに走るのかが分かりません。
金融工学というものがあるらしいですが、所詮、机上での理論なのでは?と思ってしまいます。
うまい具合にリスクを分散させていたのでしょうが、複雑になり過ぎるあまり、プロの投資家でさえも騙される商品だったのでしょう。
もちろん、実際、起こってしまった金融危機はどうすることもできません。
GMが破たんしたら、最悪、証券が紙くずになり、投資信託も打撃を受け、さらに経済が悪化していくでしょう。
GMの株価は、76年ぶりの安値になったようですね・・・
破産法容認、GMが否定…破綻懸念の払拭ねらいか。
投資家は、見せかけの売上でごまかされてはいけないとつくづく思います。
今、大企業は根本的なところから経営を見つめなおさなくてはいけないと思います。
売上や利益を追求するのは企業としては当然のことですが、実際の力以上のことをやっていてはいつかは歪みができ、最悪破綻します。
そうなると、まじめにやっていた下請けや取引業者なども、ともに破綻する運命になります。
私は、小さいビジネスしかやっていませんので、どうにでもかじ取りができます。
しかし、企業は大きくなればなるほど、大企業としての大きな責任や影響力を考えて経営しないといけないと思います。
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