輝く命〜朝早く福岡を出て、熊本を通り、高千穂へ。高千穂神社、天岩戸神社、高千穂峡などを回った。〜

『望郷』
輝く命〜朝早く福岡を出て、熊本を通り、高千穂へ。高千穂神社、天岩戸神社、高千穂峡などを回った。〜
高千穂から延岡へ・・・
昨晩、高校の同級生たちと飲んだ。
昔ほどお酒を飲む機会が減った私ですが、
昨日は親友の初めての子供が無事産まれたことで、
親友を囲んでの飲み会だった。
新しい生命の誕生を祝福し、
楽しくおいしいお酒が飲めた。
飲み会が終わるまで、それが続く
はずでした・・・
飲み会の後半、
パパになった親友が帰ったあとのこと。
現在、小学校の先生をしている同級生に、
私の親友で県北で先生をやっている親友が元気か、
何気なく聞いてみた。
ほんとに何気なく・・・
ちなみに、県北で先生をやっている親友とは、
いろんなエピソードがある。
一緒にバンドをしたり、
お互い関東の大学だったので関東でも何度か会ったり、
九州の各地であったりもしていた。
私の大学合格の瞬間も、彼は知っている。
ほんとに自分のことのように喜んでくれた。
彼の奥さんは、彼が付き合っていたころから知っている。
彼女と結婚して、私もとてもうれしかった。
私が貧乏だったころ、
焼肉をたくさん食べさせてもらった。
いつか、お礼をしたいとずっと想っていた。
昔話をしながら、
夜が明けるまでお酒を飲みたいと想っていた。
彼は、ある専門の知識や才能がずば抜けていて、
先生になってからはその方向ですごく頑張っていた。
いつも笑顔の彼のイメージしか私にはなかった。
だから、同級生の返事には、当然、
「彼は頑張ってるみたいよ」
というものを期待していた。
しかし、同級生の返事は、
「彼は、亡くなったよ」
という返事だった。
その場では、私が一番彼とは親しかった。
だから、一番私が動揺していたに違いない。
しばらく、何の声も聞こえなかった。
今年のゴールデンウィーク、
家族で福岡に行った帰りに、
無性に高千穂に行きたくなった。
高千穂は、高校の同級生十数名と、
その当時の担任の先生に
会いに行った思い出もあった。
そのとき、彼もそこにいた。
朝早く福岡を出て、熊本を通り、高千穂へ。
高千穂神社、天岩戸神社、高千穂峡などを回った。



そして、高千穂から、延岡経由で家に帰った。
実は、その時も、彼のことを思い出していた。
もう夜になってたので、
さすがに寄ろうとは想わなかったが、
会いたいという気持ちは強かった。
今、思えば、彼が私を呼んだのだろうか。
私が自ら彼に会いに行ったのだろうか。
どちらでもいい、
そのとき、私は彼に会うことができたのだと想う。
親友の死によって、
命とは永遠ではないものを思い知る。
新しい生命が誕生しても、
必ず、その生命には終わりがある。
今、この瞬間、真剣に生きているだろうか、
思いっきり輝いているだろうか。
私には、親友はいつも輝いているように見えていた。
彼の生き方は素晴らしいものだった。
彼の生き様、信念は、語り継がれ、
花を咲かせるに違いない。
私の人生においても、彼の存在は大きいものだった。
本当にありがとう。
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