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子供を悲観主義やうつ病から守る方法〜『オプティミストはなぜ成功するか』から知る衝撃の事実

こんにちは!デュアラー™関達也@宮崎⇔東京デュアルライフ()です!

子どもを持つとよくわかりますが、
子どもたちは大人に比べ
希望に溢れとても楽観的です。

 
ポジティブ心理学の生みの親である
マーティン・セリグマンの調査でも、

全般に思春期前の子どもたちは、希望に溢れ、無力を知らず、極端なほど楽観的だ

ということが分かっています。
 
希望がないと嘆く大人たちは、昔
「希望に溢れ、無力を知らず、極端なほど楽観的」
だったことを忘れてしまってるわけですね…
 
 
とはいえ実際は、
子どもも大人と同じくらい
ひどいうつ病になるそうです。

 
子どもと大人の決定的な違いは、
「希望を失わないこと」なのです。
 
「希望」ってどんなときも大切ですね。

子供たちの楽観的や悲観的なものの見方はどこから来たの?

さて、子ども時代の
楽観的や悲観的なものの見方は
どこから来たのでしょう?
 
それは、セリグマンが呼ぶ
「説明スタイル」で見るとわかりやすいです。
 
 
「説明スタイル」とは、
良い出来事や悪い出来事などが起こった時に
なぜこのようなことになったのか
普段自分に説明する時の方法のことです。
 
説明スタイルが楽観的や悲観的かで、
楽観主義者(オプティミスト)か
悲観主義者(ペシミスト)かが分かります。

 
「説明スタイル」については、
↓に詳しく書きました。

 
説明スタイルの形成は
子どもの早い時期で始まり、
8歳(小学3年生)の段階で
かなりはっきりした形で見られるそうです。

 
ちょうど、うちの次女の現在の年齢です。
 
 
子供たちの説明スタイルの源は、
主に次の3つと言われます。
 
1.母親の説明スタイル
2.大人の非難ー両親や先生
3.子どもの人生における危機

1.母親の説明スタイル

子どもは「なぜ?」の答えを探しています。
 
良いことや悪いことなど何かが起こった時に、
両親が「どんなことを言っているのか」
「どうやって対処するか」を
子どもは注意深く聞いているのです。

 
・悪いことがずっと続く発言をしているのか?
・いつも自分を責めているのか?
・良いことは一時的なものなのか?
といったことに対して、
子どものアンテナは両親、
そして特に母親に向けられています。
 
 
あなたが母親なら、
ドキッとされたと思います…
 
なぜ特に母親なのかというと、
楽観度テストの結果が
母親の楽観度と子どもの楽観度が
非常に似通っているからだそうです。

 
一般的に母親が子どもの世話をするので、
子どもは母親の説明スタイルをまねることに
なるのです。
 
 
対して、父親の説明スタイルは
子どもにも母親にも全然共通点がないそうです。

 
僕の場合は自宅にいて
子どもたちといることが多かったので
「少しは影響あるのでは?」とは思ったのですが、
研究結果から実証されているので
かなりの家庭には当てはまると思います。
 
 
なお、父親と子どもとで
説明スタイルの共通点がないということから、
説明スタイルは遺伝ではない」ということが
セリグマンの調査結果では明らかになってます。

2.大人の非難ー両親や先生

自分が子どもだった頃の
「親や先生の影響力の大きさ」について、
一度は考えたことがあると思います。

 
特に「失敗」や「悪いこと」をしたときの
親や先生の対応です。
 
親や先生は、子どもに
どんな言葉をかけているでしょう?
 
子どもにとって、
非難が悪影響を及ぼすことは
容易に想像がつきますよね…

3.子どもの人生における危機

子ども時代に起こった危機や苦境に対して、
克服できるものだと学べば
楽観な説明スタイルを身につけます。

 
対して、苦しいことがずっと続けば悲観的になり
希望のない説明スタイルが身につきます。

 
 
説明スタイルの源を見ると、
両親の影響(特に母親)は大きいですよね。

「親は子どものお手本」ということを
再認識された方も多いのではないでしょうか?
 
 
なお、子どもの説明スタイルを変えたことで、
成績が良くなったりスポーツの面でも
進歩を示すようになることが分かっています。

もし、悲観的傾向が強い親御さんは、
説明スタイルを変える方法を習得されることを
おすすめします。

『オプティミストはなぜ成功するか』に
説明スタイルを変える方法や
ペシミストからオプティミストになる方法が
紹介されています。

「子どもの説明スタイルの変化」と「両親の状態と子どものうつ病との関連性」 

子どもの説明スタイルに
親が与える影響が大きいことがわかりました。

次に、「子どもの説明スタイルの変化」と
「両親の状態と子どものうつ病との関連性」について、
驚愕の興味深いデータがあるので紹介します。

 
 
400人の小学3年生とその教師と両親が、
中学1年を終えるまでの5年間調査をされた
プリンストン・ペンシルバニア大学
合同長期研究が1985年に始まりました。
 
それによって以下のことがわかりました。

説明スタイルについて

・3年生のとき最初から
悲観的説明スタイルだった子どもは、
そのときはうつ状態でなくても
時の経過とともにうつ状態になる。

・初めから悲観的説明スタイルで、
うつ状態でもあった子どもは、
ずっとうつのままだ。

・3年生の初めにうつ状態だった子どもでも
楽観的説明スタイルならばしだいに良くなる。

・最初から楽観的説明スタイルで、
うつ状態でなかった子どもは、
ずっとうつ病にならない

両親の離婚と仲たがい

離婚家庭の子どもたちは、
うつ度が高く、熱意がなく、自尊心が低く、
身体の調子も悪く、心配性と
全般的に状態が悪かったことが分かっています。

 
 
また、離婚家庭の子どもたちは
悪い出来事がいくつも起こることも分かってます。

 
例えば、
 
・同級生が以前ほど親しくしてくれなくなる。

・どちらかの親が入院する。

・子どもが何かの教科で落第する。

・両親のけんかが激しくなる。
 
  
さらに、以下のような予想外の不幸まで
降りかかる可能性が高いことがわかっています。
 
・離婚家庭の子どもたちは
兄弟姉妹が入院する確率が、
そうでない家庭の子どもたちよりも3倍半高い。

・その子自身が入院する確率も3倍半高い。

・子どもの友達が死ぬ確率が2倍高い。

・祖父母の誰かが亡くなる確率も2倍高い。
  
 
ちょっと怖くなりますね…

問題は離婚よりも両親の喧嘩

両親が憎しみ合っているよりも離婚した方が
子どものためだという考え方もよく聞きます。

しかし、上記のデータを見ると、
それは考え直した方がいいですね。
 
 
ただ問題は単に離婚でなく
「両親の喧嘩」ということも調査でわかっています。

 
いつも両親が喧嘩ばかりしている家庭は、
離婚家庭の子どもたちと同じくらい
重症のうつ状態にあるのです。

 
両親が喧嘩をやめたあとも、
その状態はしばらく続いたそうです。
 
 
もし、喧嘩しそうになった時は、
「喧嘩が子どもを傷つけるのではないか?」
冷静に考えることは親の努めですね。
 
 
ちなみに僕は嫁といろんな話をしますが、
子どもに突然「喧嘩しないで」と
言われたことがあります。
 
僕らはまったく喧嘩ではなく、
白熱して話をしていたときだったのですが
子どもには喧嘩してると感じたのだそうです。
 
子どもの前では気をつけないといけないな、と
考えさせられましたね…汗

重症のうつ病患者数は、50年前の10倍にも…

セリグマンの調査では、
男の子は女の子よりも高いうつ度だったそうです。
 
3年生と4年生の男児では、
35%が少なくとも一度はひどいうつ病を
経験していることが分かっています。

 
対して女児は21%です。
 
 
この差の理由ですが、
男の子の方が女の子よりも悲観的で
両親の離婚を含む不幸な出来事に対して
もろいのだそうです。

 
なお、成人では女性の方が
男性の2倍うつ病にかかりやすい事実からは、
「子ども時代のことは成人のうつ病発症には関係ない」
ことがわかりますね。
 
 
重症のうつ病患者数は、
50年前の10倍にもなっているそうです。

また、一世代前よりも
10歳も若い世代にも広がっています。
 
 
うつ病は「悲観主義の究極の表現形態」
セリグマンは言います。
 
うつ病の治療には
楽観主義の応用が効くと実証されています。

悲観主義の傾向が強い方は、
楽観主義の考え方を入れていくことをおすすめします。

 
 
そのためには、まずはあなたの
「永続性・普遍性・個人度・希望度」に対する
楽観度を知ることからスタートされるといいです。

 
「永続性・普遍性・個人度・希望度」を知るには、
書籍『オプティミストはなぜ成功するか』にある
15分程度の「自分の楽観度テスト」を受けるだけです。

各項目が数値化されるので、
あなたの楽観度や悲観度が明確に分かります。
 
もし自分が悲観的(ペシミスト)だと分かれば、
どう改善すれば楽観的になれるか書いてありますので
非常におすすめです!
 
 
なお、本書には
8〜13歳の子供対象の楽観度テスト
「子供の特性診断テストCASQ」と
「子ども用のうつ病度テストCES-DC」

もついていますので、
お子さんのテストもできます。

 

〜終わりなき探求の旅は続く~
 
自分史上最高の人生を創ろう!

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この記事の著者 : 関達也
デュアラー™(宮崎⇔東京デュアルライフ)/起業(副業、複業)コンサルタント/S・マーケティングジャパン株式会社 代表取締役 1970年7月生まれ。宮崎出身。千葉大学卒。妻、長女、長男、次女の5人家族。ブログ・メルマガ歴13年。自由な成功者を目指し起業するが、3度のどん底を経験。ひきこもりになるが、一畳半から1億稼ぎ這い上がる。現在、宮崎と東京(田舎と都会)のデュアルライフをしながら、セミナーや塾、オンラインサロンを主催。直接3,000名以上に新しい働き方や生き方を提供している。 →さらに詳しいプロフィールはこちら

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