贅沢とは、人を幸せにするのだろうか?
発展することは、
素晴らしいことだと思います。
でも発展することで、
人が必ず幸せになるかは別問題だと
今の日本が証明しています。
日本は、物が溢れています。
欲しい物を注文すれば、
日本中どこに住んでいても
すぐに届きます。
数十円の物でも
送料無料で届くサービスには、
腰が抜けるほど驚きました。
こうして物が大量に
溢れている時代ですが、
それと比例するように
人間は幸せになったのでしょうか?
ざっくりですが、少し考えてみました。
物が増えたことで、
人間は贅沢を覚えました。
贅沢をしたいと思う人間を相手に、
お金儲けをしたい企業が
どんどん増えていきました。
その企業は、
人間が贅沢に憧れるようなCMを流したり
広告を打ちます。
国民の多くが見るテレビ番組は
そういった企業がスポンサーです。
もっと贅沢に憧れるような番組も
増えていきました。
また、番組に出ている芸能人は、
スポンサー(企業)あっての存在です。
そのスポンサーを
批判することはできませんので、
切っても切れない関係性です。
その裏事情を考えない民衆は、
贅沢をしたいという気持ちの刷り込みを、
芸能人によってもされ続けました。
そうして人間は、
意識してなくても無意識下で
ますます贅沢に憧れるように
なっていったのです。
そして、当たり前ですが
贅沢をするにはお金が必要です。
贅沢をしたい人は、
お金をもっと稼ぐために
より働いたり借金したりします。
そんな国民を統治している政府を
考えてみましょう。
官僚や国会議員などは、
国民の血税が収入です。
国民からお金(税金)を
もっと集めたいと思っています。
お金をたくさん集めるには、
国民がたくさん働いて
たくさん稼いでもらうといいわけです。
だから政府は国民に
たくさん稼いでもらいたいわけです。
(税収が減れば、他で税金を集めます)
政府からすれば、
贅沢をしたいと思う国民は
たくさん稼ごう!と
働く努力をたくさんしますので
良い国民ですね。
また、政治家や政党は、
献金というお金の関係で
企業と繋がっています。
そのため、
企業の言いなりの政治家が
存在します。
企業は、政治に関しても
影響力があるということです。
企業の話に戻ります。
企業は競争に勝たなくては
生き残れません。
利益を追求しなくては、
株主は喜びません。
利益を出さなくては、
社長や従業員も食べていけません。
企業側は、
利益を追求するために
低賃金で人を雇いたいと考えます。
バブル崩壊後から
サラリーマンの収入は減り続けました。
人を人として扱わない企業が
増えました。
人件費の安い海外に
拠点を移す企業も増えてます。
こうして社会構図を考えると、
人を幸せにしているのだろうか?
と感じませんか?
お金は必要だけど、
贅沢は本当に必要なのでしょうか?
贅沢をしている時は、
嬉しく幸せかもしれません。
しかしそれ以外のときは、
一時の幸せ(贅沢)を得るために
やりたくない仕事や
しがらみに長時間縛られ、
不幸を感じているのではないでしょうか?
知らない間に気付いたら
贅沢に憧れる人に
なってないでしょうか?
多くの国民が贅沢を望むことで、
社会がおかしくなってないでしょうか?
実は不幸な人を
量産している社会ではないでしょうか?
日本は豊かな国と言われますし、
海外からはそう思われています。
その豊かなはずの日本ですが、
幸福度は下がってきてます。
本当の豊かさとは何でしょう?
贅沢することではなく、
物を大切にすることだと思います。
そして、物欲に溺れない心の状態です。
幸せになるには、
実はそんなにお金はいらないし
稼ぐために働かなくてもいいのです。
お金や贅沢を考える前に、
豊かな心を育むことが
幸せな人生には必要なのです。
〜終わりなき探求の旅は続く~
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