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万物は流転する(パンタ・レイ)〜人間嫌いから孤高の人生を送った暗い哲学者「ヘラクレイトス」

万物は流転する(パンタ・レイ)〜人間嫌いから孤高の人生を送った暗い哲学者「ヘラクレイトス」 「暗い哲学者」や「泣く哲学者」、「謎をかける人」と呼ばれたヘラクレイトス ピラゴラスと同じように万物の根源を「物質の大もと」としてとらえなかったのがヘラクレイトス(紀元前535年〜紀元前475年頃)だ。 ヘラクレイトスはギリシアのイオニア地方エフェソス出身で、大変思想深い自然哲学者だった。貴族で身分が高かったらしい。しかし、人を見下したり、極度の人間嫌いで愛想や人付き合いが非常に悪かった。 [...]

数こそ万物の根源である〜新興宗教ピタゴラス教団の教祖「ピタゴラス」

数こそ万物の根源である〜新興宗教ピタゴラス教団の教祖「ピタゴラス」 数を用いることで、宇宙構造そのものを説明することができる 自然現象に対する合理的な探求を試みはじめたギリシアのミレトス学派。万物の根源(アルケー)は「物質の大もと」という考えであった。 アルケーを、タレスは「水」・アナクシメネスは「空気」・デモクリトスは「原子」と考えた。 [...]

万物の根源は水だ〜最初の哲学者ミレトス学派「タレス」

万物の根源は水だ〜最初の哲学者ミレトス学派「タレス」 自然現象や自分をとりまく世界における諸現象のすべてを神の仕業にしているが、それは正しいのか? 宇宙とは何か?どうやって宇宙が誕生したのか?生命はなにが創り出したのか?神なのか?神は誰なのか?、、、 哲学はそうやって誕生したのだが、哲学が生まれる前までの世界は、宇宙を「神々の世界」ととらえていた。 当時はそれでよかった。しかし、紀元前8世紀半ばからギリシア半島にはポリス(都市国家)が誕生し始め、紀元前6世紀頃から奴隷制度ができていく。重労働や雑用を奴隷にやられせることで、生活に追われていたギリシア人に時間ができ始めたのだ。 [...]

神様は気にしなくていいと宗教に対しては否定的〜平静心の快楽主義者「エピクロス」

神様は気にしなくていいと宗教に対しては否定的〜平静心の快楽主義者「エピクロス」 プラトンの弟子から哲学を学んだ快楽主義者エピクロス 快楽主義を唱えた哲学者、エピクロス(紀元前341年〜紀元前270年頃)。 エピクロスは、アテナイ市民の両親のもと、エーゲ海のサモス島に生まれた。 プラトンの弟子から哲学を学んだエピクロスは、紀元前306年にアテナイに移り住んだ。そのアテナイに学派「エピクロスの園」を創設した。 ポリス(都市国家)の崩壊によって不安な日々を過ごすことになったギリシア人 エピクロスが生きていた紀元前300年頃、世界の多くの国家が崩壊し混乱を極めていた。 マケドニア王国のフィリッポス2世がギリシア全土を支配し、息子のアレキサンダー大王(アレクサンドロス3世)がペルシア(現在のイラン)やエジプト、最終的にはインドの一部と大侵略をし大帝国を創り上げた。 [...]

知識と学問の部門を分類し整理した万学の祖〜プラトンの弟子「アリストテレス」

知識と学問の部門を分類し整理した万学の祖〜プラトンの弟子「アリストテレス」 アリストテレスは、人間の本性が「知を愛すること」と考えた。これが「哲学」の言葉の語源となった。 アリストテレス(紀元前384年〜紀元前322年)は、ギリシャのマケドニア王の侍医を務める父の家庭に生まれた。貴族階級の一員としての教育を受けたアリストテレスは、17歳のときにプラトンのアカデメイアで学び始める。プラトンはその時60歳、すでにイデア論を考案していた。アカデメイアでは、学生のあとに教師として合計で20年過ごした。 人間の本性が「知(ソフィア)を愛する(フィロ)ことにある」と考えたアリストテレス。ギリシャ語でこの「知を愛すること」はフィロソフィアと呼ばれ、やがてヨーロッパの各国でフィロソフィアが「哲学」を意味する言葉の語源となった。 [...]

国家とは何か?を最初に探求した哲学者〜イデア論を唱えアカデメイアを設立した「プラトン」

プロタゴラス的な相対主義を良しとせず本物の真理を探求 ソクラテスを師と仰いだプラトン(紀元前427年〜紀元前347年)。高貴な一族として生まれ、若い頃は政治家を目指していた。しかし、ソクラテスを理不尽な死に追いやったことでアテナイ(アテネ)の政治に失望し哲学者になった。 プラトンはソクラテスの意志を引き継いで、後の人々のために残そうと『ソクラテスの弁明』を執筆した。 ソクラテスの弁明・クリトン (岩波文庫) posted [...]

自ら命を絶ってまで真理を追求した哲学者〜無知の知「ソクラテス」

自ら命を絶ってまで真理を追求した哲学者〜無知の知「ソクラテス」 相対主義を支持することは、絶対的な真理を求める気持ちを失ってしまう プロタゴラスに代表される相対主義は、「人や国家はそれぞれであり、正しいというものは人や場所や時代によって変わる。絶対的な真理というものはない」というものである。 [...]

人間は万物の尺度である〜相対主義のソフィスト「プロタゴラス」

人間は万物の尺度である〜相対主義のソフィスト「プロタゴラス」 価値観は人それぞれだという相対主義 紀元前、人類は農耕をきっかけに村から町へ、町から都市へと発展させ、巨大都市である国家(ポリス)を創り上げた。 国家同士が交流し合う中で、人類は何かが違うと感じてきた。 それは、自分たち国家で伝えられてきた神話や真理、価値観だ。 そしてギリシア人は、「万物の根源」という自然界において絶対的なものを探し求めていた。 そんな時、「人間は万物の尺度だ」という相対主義を唱えた哲学者が現れた。 [...]