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そもそもお金って何?僕らが知らないお金の歴史と、経済を変える「フィンテック」の基礎知識!

こんにちは!デュアラー™関達也@宮崎⇔東京デュアルライフ()です!

昨年2017年くらいから、
お金と経済のあり方が急激に変わってきたと
感じている人は多いのではないでしょうか?

その大きな要因の1つが、
「Fintech(フィンテック)」だと思います。

Fintech(フィンテック)とは?

「Fintech(フィンテック)」という言葉は、
「Finance(ファイナンス)」
「Technology(テクノロジー)」
組み合わせた造語です。
 
主にIT技術のテクノロジーを活用した
革新的な金融サービス事業
のことを指します。
 
 
フィンテックと付随したキーワードに、
ビットコインや仮想通貨、ブロックチェーン、
クラウドファンディング、ロボアドバイザー

などがあります。
 
テクノロジーの進化とともに、
金融サービスの世界が破壊的といえるほど
変化しつつあります。

フィンテックという言葉は、1972年に初めて使われた

「Fintech(フィンテック)」という
言葉が使われた始めたのは、
小林啓林著『Fintechが変える!』によると
1972年が一番最初だそうです。

 
概念自体は、かなり古くからあるんですね。
 
ちなみに一般的に使われ始めたのは
米国では2000年代に入った頃、
日本ではここ数年だと言われています。

フィンテックには2種類ある

『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』
佐藤航陽著によると、
フィンテックには次の2種類があるそうです。

Fintech1.0

1つは、Fintech1.0です。

すでに存在している金融の概念は崩さずに、
ITを使って効率化するようなタイプのもの
です。
 
 
決済や投資、融資、保険、会計などを、
スマホやビッグデータなどを用いて
効率化したもの
ですね。

例えば、AIで投資を最適化するロボアドバイザー、
スマホ決済、クラウドファンディングなど
です。

既存の金融の延長線上にあるもので、
理解しやすい
と言えます。

Fintech2.0

もう1つは、Fintech2.0です。

Fintech1.0とは全く異なり、
既存の金融の仕組み自体を無視して、
ゼロベースから構築されるタイプのもの
です。
 
 
新しい金融仕組みのため、
概念やサービスを見てすぐには理解できません。

 
 
例えば、ビットコインなどの仮想通貨です。
 
名前は知っていても、
本当の仕組みや概念などを
理解している人は少ないですよね。

 
 
「通貨」と名前に付いてはいるものの、
国が管理し発行する法定通貨ではありません。
 
P2Pネットワークや暗号理論など、
いろんな要素が組み合わされた仕組みです。
 
そのため、金融知識だけでは理解できません。
 
 
Fintech2.0が表すように、
お金や経済の新しいパラダイム
起こってきているのです。

そもそもお金とは何?

僕はセミナーやコンサルなどで、
「お金とは何でしょう?」という
質問をすることがあります。
 
すると、「ん〜」と
しばらく考え込む人が多いです。

 
 
毎日使っているお金ですが、
「お金」とは何かについて
一言では表せないのが一般的だと思います。

お金を一言で表せない3つの理由

お金を一言で表せない理由は、
次の3つだと考えています。

1.親や先生、社会がお金について教えない

1つ目は、親や先生、社会が
お金について教えないから
です。
 
そのせいか、
お金の話はタブーのような
風潮がありますよね。
 
 
僕は起業家、経営者なので
お金の話は普通にします。
 
しかし、特にサラリーマンや公務員の方は
他人とはお金の話をしない傾向にあるようです。

2.お金について勉強してない

2つ目は、お金について
勉強しようとしなかったから
です。
 
教えてくれなければ
自分で勉強するという選択がありますが、
その選択に気付かない人が多いようです。
 
 
お金の話がタブーのような風潮が、
より気付きにくくしている面もありますね。
 
僕自身も気付いたのは遅かったです。

3.お金に意味を与えている

最後の3つ目は、
人間がお金に「意味」を与えているからです。
 
意味を与えているとはどういうことかというと、
まずお金は単なる数字であり、
紙幣や硬貨でできたモノでしかありません。

 
しかし人間は、
お金に感情的な価値を与えたり、
過大評価したり、様々な使い方をしたりします。

 
このように意味を与えてるんですね。
 
それによって、お金を複雑なものにしています。
 
  
以上、まとめると
 
1.親や先生、社会がお金について教えない
2.お金について勉強してない
3.お金に意味を与えている

 
これら3つの理由により、
「お金」を一言では表せない人が多い
のです。

どうしてお金が誕生したのか?

お金を一言で表すには、
まずは「どうしてお金が誕生したのか?」
知ることがいいと思います。
 
 
お金は経済の中心で、無くてはならないモノです。
 
その経済活動の最も古い形式は何かというと
「物々交換」ですよね。

物々交換とは?

物々交換とは、
同じ「価値」を持つ品物同士を
交換する取引方法
のことです。
 
例えば、牛一頭と数本の槍と交換などです。
 
 
物々交換は、効率的な経済システムです。
 
しかし、次の2つの大きなデメリットがあります。
 
1.双方が、相手の持っているものを欲しがってなければ成立しない。
 
2.物の価値を決めるはっきりした基準がない。
 
 
こうした物々交換の不便さを解消するために、
貝殻や石などに価値が与えられ
その後今のお金が誕生したのです。

 
世界最古のお金は、
紀元前1600年ぐらいの貝殻とされています。

つまりお金とは「価値をやりとりするモノ(ツール)」である

お金の誕生から分かることは、お金とは
「価値をやりとりするモノ(ツール)」
ということです。
 
もう少し付け加えると、お金には
「価値の保存・尺度・交換」の役割がある
と言えます。
 
 
人間がお金にいろんな意味を与えるので、
お金を複雑に考えてしまいがち
です。
 
しかし、お金は
これ以上でもこれ以下でもない
のです。

知られざる衝撃的なお金の秘密

お金とは
「価値をやりとりするモノ(ツール)」
ということが分かりました。
 
さらに「現代のお金」というモノについて
真実を見ていきましょう。
 
すると、知られざる衝撃的なお金の秘密が
見えてきます。

中央銀行とは?

現代社会において、
お金が作られている場所は
国家が管理する中央銀行
ですよね。
 
日本だと「日本銀行」です。
 
 
このように現代では、
国家がお金を管理しながら
経済をコントロールすることは常識
ですよね。
 
しかし、この仕組み自体が本格的に普及したのは
実はなんとわずか100年ほど前から
なんです。
 
 
その歴史を簡単に紹介しますね。

世界で最初の本格的な中央銀行は「イングランド銀行」

世界で最初の本格的な中央銀行は、
大英帝国(現イギリス)の
イングランド銀行
だそうです。
 
 
イングランド銀行は、
フランスと戦争中だった1694年に
イギリスが戦争の費用を調達するために
作りました。
 
(イングランド銀行に限らず
銀行設立は戦争と絡んでいることが多いのです…)
 
 
イングランド銀行とはいえ、
当時は民間のひとつの銀行に過ぎない存在です。
 
日本でいうなら、
三菱東京UFJ銀行のようなものです。
 
 
しかも当時は、
国が定めた法定通貨ではありません。
 
各銀行が独自の銀行券を発行していたので、
バラバラの銀行券が流通していました。
 
仮想通貨でいうと、
ビットコイン以外の何千種類もある
アルトコインのようなものです。

アメリカや日本は、イギリスを真似して中央銀行を作った

初めてイングランド銀行の発行する銀行券が、
法定通貨と定められたのは1833年です。

 
そしてイングランド銀行が国営化されたのは、
1844年のピール銀行条例の時でした。
 
 
ここから「国家」が中央銀行を所有して、
国の経済をコントロールする枠組みが
出来上がったのです。
 
これを見たアメリカや日本が、
イギリスを真似して
中央銀行の仕組みを取り入れ始めました。

日本銀行はジャスダック証券取引所に上場している民間企業である

日本銀行は1882年開業です。
 
日本銀行についてあまり知られてないことですが、
戦時中の1942年(昭和17年)に
日本銀行法が公布され、許可法人になりました。
 
 
なんと日本銀行は、
政府(財務省)55%、民間資本45%という
半官半民の民間企業
なのです。
 
しかもジャスダック証券取引所に上場していることも
知る人は少ないですよね…
 
 
さらにここには書けない
銀行の本当の誕生の裏話
もあります。

聞きたい方は、
ぜひ僕のセミナーにお越し下さい。

現代のお金や金融システムの見方が
ガラリと変わる
と思います。

★2018年3月開催 関達也4都市セミナー
https://sekitatsuya.com/201803s

国家が中央銀行を所有し、経済をコントロールしてきた歴史は浅い

中央銀行を設置した国は、
1900年代は18ヶ国、1960年は60ヶ国、
現在では大半の国に設置されています。

 
国家が中央銀行を所有して
国の経済をコントロールする歴史が浅い
ことに、
驚かれる人も多いと思います。
 
 
当たり前に流通しているお金ですが、
こうして歴史を紐解いていくと
違った見方ができるようになります。
 
例えば、
まだまだ信用性が高いとは言い難い仮想通貨や
ブロックチェーンなどの新しい仕組みだって、
100年後には標準になっていても不思議ではない
と十分に考えられますよね。
 
国家が管理する法定通貨以外の通貨が、
フィンテックで世界中に流通していく
のも
起こるべくして起こる自然の流れだと思います。

資本主義の発達とともに、お金という手段が目的化がしてきた

元々は
「価値をやりとりするモノ(ツール)」
だったお金を、
国が管理をしコントロールするようになりました。
 
同じ時期に、個人の自由や平等などを求める
いくつかの革命や産業革命が起こり始めました。

 
資本主義の始まりですね。
 
 
現代人にとって、お金は
人生に直結するほど非常に重要なもの
です。
 
それほどまでに重要になったのは、
このような時代背景がきっかけです。

お金からお金を生み出す「効率的な考え」に気づく

資本主義が発達していくとともに、
本来のお金の目的であった
「価値をやりとりするモノ(ツール)」に
変化が出てきます。
 
 
お金からお金を生み出す
効率的な考えに気づく人が出てきた
のです。
 
そして、お金を金融商品として
販売するようになりました。
 
証券の証券化によって、
実体経済の消費とは関係ないところで、
お金だけがグルグルと回り始めました。

 
 
こうして、
価値を効率的にやりとりすることが
目的だったお金
が、
お金自体を増やすことが目的に
変わっていきました。

現代の経済は、「消費経済」と「資産経済」の2つからなる

ここまで見てくると
現代の経済が以下の2つに分かれていることが
理解できると思います。

消費経済(実体経済)

1つは、消費経済(実体経済)です。
 
労働してお金をもらい、
お店でお金を払うという
多くの人が普段行う経済
です。

資産経済(金融経済)

もう1つは、資産経済(金融経済)です。
 
お金がお金を生み出す経済です。
 
 
大半の人が、
消費経済(実体経済)で生活しています。

 
そのため実感がないと思いますが、
世の中に流通しているお金の流れの9割は
資産経済(金融経済)で生まれている
のです。
 
 
資産経済においては、
お金はあるが投資先など使う対象がないという
現象が起こっています。
 
企業の内部留保金は、
2016年度末に406兆2348億円と
過去最高を記録
しました。
 
結構、衝撃的ですよね。

世の中を変える原動力の「人間の感情」を大切にしよう

お金と経済の歴史と今を
簡単にまとめました。
 
フィンテックによって、
これからお金と経済がどうなるのか?
考えるきっかけになれば嬉しく思います。
 
 
なお、フィンテックは
あくまでもテクノロジーです。
 
世の中を変える原動力として、
人間の感情を忘れてはいけませんよね。

 
 
モノ余りの時代になり、
お金よりも生き方や心を重視する人が
増えている
と思います。
 
とはいえ、
お金は大切ですし強い力を持ちます。
 
お金とうまく付き合いながら
自分の理想の生き方を実現していきたいですね!
 
 
僕個人的には、テクノロジーを活用して
お金や経済も自分でコントロールできるように
なると思っています!

 
 
今回、
『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』
読み直してみました。

お金や経済に関する新しい概念やヒントが
たくさん詰まっている書籍だと
改めて感じました!

 

〜終わりなき探求の旅は続く~
 
自分史上最高の人生を創ろう!

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この記事の著者 : 関達也
デュアラー™(宮崎⇔東京デュアルライフ)/起業(副業、複業)コンサルタント/S・マーケティングジャパン株式会社 代表取締役 1970年7月生まれ。宮崎出身。千葉大学卒。妻、長女、長男、次女の5人家族。ブログ・メルマガ歴13年。自由な成功者を目指し起業するが、3度のどん底を経験。ひきこもりになるが、一畳半から1億稼ぎ這い上がる。現在、宮崎と東京(田舎と都会)のデュアルライフをしながら、セミナーや塾、オンラインサロンを主催。直接3,000名以上に新しい働き方や生き方を提供している。 →さらに詳しいプロフィールはこちら

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